099 アシャシャマル討伐
アルイカ森にて爆発音が鳴り響いた。それと同時に煙が上がる地点で巨大な赤い鶏のモンスターが横たわる。パンヤの爆弾が炸裂したのである。
パンヤは爆弾の爆発と共に吹っ飛んでしまい地面を転がった。
「にゃっ、僕の爆弾が強すぎて、しょうがないんだ、にゃ」
満足そうに仰向けに倒れるパンヤ。そんな彼をタップは拾い上げる。
「寝てんじゃねえ。まだ倒しきれてねえぞ、おい」
タップがパンヤを拾い上げる中、アーロが魔法の詠唱を始める。
「サンダーブレイク!」
ロッドから雷が放たれ赤い鶏のようなモンスターアシャシャマルに直撃する。そしてグールがハンマーで頭を狙い振るうと命中しアシャシャマルは倒れて横たわった。
パンヤもバハルートの素材で作った片手剣と盾を持って前線に立つ。
「僕も前に出るんだにゃ!」
タップも剣を抜いて前線に出た。
だがアシャシャマルはすでに弱り切っている。立て続けに攻撃されもう体力も残っていないだろう。
タップとパンヤはアシャシャマルの胸を切り裂き、後ろに跳んだ。そしてグールがハンマーで頭を狙って振るうとアシャシャマルは倒れて動かなくなった。
息を切らしながらパンヤは片手剣を天にかざした。
「僕らの勝利なんだにゃー!」
グールもハンマーを天にかざし、タップも剣を天にかざした。
「にゃー!」
「俺たちの勝利だー!」
アーロも「おー!」と言ってロッドを天にかざす。
〇
討伐が終わると獲物の部位の剥ぎ取りをした。それが終わると一行はギルドへ向かって帰りの道を歩み始める。
疲れながらもタップは「皆、やったな」と言い、全員とハイタッチをする。
テンションが上がっているグールは「今夜は宴会なんだにゃー!」と言いはしゃいでいた。
パンヤも宴会には賛成だ。
「にゃー。今夜は楽しい時間になりそうなんだにゃ」
ギルドへの道を急ぐ一行。早く帰って宴会をしたいのである。
ギルドに着くとタップはアシャシャマルから剥ぎ取った部位を見せ討伐報酬をもらう。もらった報酬は皆で分配し、部位は欲しい者が受け取った。




