096 アシャシャマルって何?
一か月前の約束を果たすべく列車に乗るパンヤとタップ。今日はクエストを受けに行くので防具を身に纏っている。パンヤはテレレックスアーマーを。タップは緑の巨大鳥の装備を。
買った駅弁は竜田揚げ弁当であった。
衣がついた鶏肉にかぶりつくパンヤは「これうみゃーんだ」と言い、タップも同意見で「ああ。うまいなこれ」と言っていたのである。
30分ほど列車に揺れていると隣町のトランポリンに着く。
お弁当の空の容器を列車内のゴミ箱に捨て駅に降り、ギルドに向かって歩き出した。
〇
ギルドにやってくると掲示板の前でアーロ・メーロというロッドを持った女性とハンマーを背負ったグールが待っていた。
グールは軽い防具を身に纏っており、自分の額から生える角を撫でていた。アーロは装備を纏っておらず黒のワンピースに黒いとんがり帽子を被って、じーっとグールを見下ろしていた。
タップはアーロに声をかける。
「おーい。待たせたな」
パンヤも「待たせたんだにゃ」と言って声をかけた。
アーロは笑顔で応える。
「いいえ、そんなに待っていませんわ」
グールの方は「にゃーん、待っていたんだにゃー」と言ってパンヤたちの到着に喜んでいた。
タップは到着早々何のクエストを受けるか聞く。
グールは声を大にして答える。
「僕はアシャシャマルの狩りに行きたいんだにゃ」
パンヤは疑問に思う。
「アシャシャマルって何にゃ?」
その疑問にアーロが答える。
「大きな赤い鶏のようなモンスターになります」
タップは腕を組んで頷いた。
「トランポリンにはそんなモンスターがいるんだな」
パンヤははしゃいで「じゃあそれにするにゃー」と言いそのクエストを受けることとなった。
依頼書を受け付けまで持っていくと判を押され、その依頼書を持ってアシャシャマルを討伐しに行くこととなる。




