095 とある朝
ある日朝早く目を覚ましたパンヤはコーギーのショクパンがまだ目覚めぬ頃に一匹玄関から外に出て体を伸ばした。
「に、にゃー」
体を伸ばすと家の中に戻り珈琲を淹れる。
リビングのテーブル前に座り、淹れた珈琲をマグカップで飲むパンヤは起きてきたショクパンの背中を撫でた。
「おはようなんだにゃ? ショクパン」
ショクパンは後ろ足で耳を掻く動作をすると部屋中を走り回った。
パンヤは立ち上がって犬用のハーネスをショクパンの前足から通して、首輪とハーネスにリードを繋げると散歩に出かけた。
「よし! お散歩の準備ばっちりなんだにゃ!」
〇
町の中を散歩するパンヤとショクパン。いつものようにジョギング中のギルドの受付のお姉さんと遭遇する。
「おはようございますパンヤさん」
「おはようございますなんだにゃ」
ショクパンは嬉しそうにお姉さんのもとへ走り出そうとする。
お姉さんの方から寄ってくるとショクパンは頭を撫でられて嬉しそうであった。
「じゃあ、またにゃ」
「ええ、また」
挨拶が済むとお姉さんは再びジョギングへ。パンヤとショクパンは再び散歩の続きに戻っていく。
朝早くからでも活動している人たちがいる。そんなことを思いながら家へと戻っていくのであった。
〇
パンヤは炊飯器でご飯が炊けているのを確認すると、味噌汁を作って目玉焼きを焼いた。
野菜が入った味噌汁を煮ながらパンヤは後ろで待機している影に気が付く。ショクパンである。お腹が空いているので朝食を与えられるのを待っているのだ。
「ちょっと待ってにゃ? もうすぐ僕の分ができるから待ってほしいんだにゃ」
味噌汁が完成すると器に入れ、目玉焼きを皿に盛りつけた。さらにご飯を茶碗に盛る。
自分の準備ができたパンヤはショクパンのドッグフードをフードボールに盛りつけた。
「準備完了なんだにゃ」




