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094 夕食ののり弁

 パンヤはシンプルなのり弁を注文することとする。


「のり弁一つにゃ!」


 店員は「はい、のり弁一つ」と注文内容を復唱する。


「では500パンソンになります」


 パンソンとは通貨のことである。

 パンヤは500パンソン玉を財布から取り出すとレジのトレイに載せた。


「500パンソンちょうどいただきます」


 料金をいただくとレジからレシートが出てきてそのレシートと番号札を渡される。番号は9番であった。

 弁当が出来上がるまで店の椅子に座って待つパンヤ。早くできないかなと思いながらも5分ほどで呼ばれる。


「番号札9番のお客様!」


 呼ばれたパンヤは番号札を持ってレジへ向かう。

 番号札を店員に渡すと袋に入ったお弁当を渡されるパンヤ。


「ありがとうなんだにゃ」


「ありがとうございましたー!」


      〇


 お弁当を持って帰ってきたパンヤにコーギーのョクパンが出迎え、後ろ足だけで立って両前足を押し付けてくる。


「にゃあ、これは僕のご飯なんだにゃー」


 ショクパンはお腹が空いているのであろう。時間も夕食を食べる時間帯である。フードボールにドッグフードを入れていつもの定位置に置く。今回は「待て」とは言わずに、「よし」とだけ言ってご飯を食べさせた。自分もお腹が減っているのである。

 のり弁の蓋を取り割り箸を割っていざ食べる。


「いただきますにゃ」


 まず白身フライを食べるとサクッとした衣の食感にパンヤは笑顔になる。


「にゃー。美味しいんだにゃー」


 それに海苔の下に敷かれたおかかとご飯を口の中に掻き込む。

 ショクパンもドッグフードを一生懸命に食らっていた。

 パンヤは間食すると手を合わせて「ごちそうさまでした」と言うのだった。


 袋に弁当の空の容器と割り箸を入れると結んで燃えるごみのゴミ箱に捨てた。本日の洗い物はショクパンのフードボールのみだ。

 ショクパンが食べ終わるとフードボールを持ってキッチンの流し台まで持っていく。そしてフードボールの表面を水で流して洗剤を含めたスポンジで洗うのであった。

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