090 夕食のビーフシチュー
――お待ちしておりました。どうぞ中へ。
門が開き敷地内に入るパンヤとコーギーのショクパン。家の扉の前まで行くと使用人のメールが「ようこそいらっしゃいませ」と家の中へ通してくれた。
パンヤは家の中に入る前にショクパンの足を除菌シートで拭く。
そして家の中に入るとチャイルが走ってやってきた。そしてパンヤが連れるショクパンに驚いて父親を呼ぶ。
「ねえ、パパ! 犬だ犬う!」
するとハンプソンがやってきて「犬じゃないか」と言ってショクパンの頭を撫でてもよいか聞いた。
「頭撫でても大丈夫ですか?」
パンヤは「いいんだにゃ」と言う。ショクパンの頭を撫でるハンプソン。
「よし。ちゃんとしつけもされている。素晴らしいわんちゃんだ」
するとチャイルも触りたそうにしている。
「わんちゃん、触ってもいいですか?」
パンヤは「いいんだにゃ」と言ってショクパンを差し出す。ゆっくりと手を伸ばして触ろうとするチャイル。
手が届くとゆっくりと撫でた。
「いい子だね。わんちゃん」
「名前はショクパンっていうんだにゃー」
〇
夕食の時間となった。献立はパンとマッシュルームが入ったビーフシチューであった。
皆はダイニングルームへ移動する。テーブルの下にフードボールを置きドッグフードを注ぎ入れた。そこでショクパンには食べてもらうこととする。
パンヤはハンプソンとチャイルが揃うと手を合わせて「いただきます」と言った。
それぞれ「いただきます」と言うとビーフシチューをスプーンですくって食べると皆「美味しい」と口にするのだった。
パンヤは「うみゃーうみゃー」と言いながら次はパンを食べようとする。
ショクパンを含め皆夕食を楽しむ時間となるのであった。
ハンプソンはパンヤに「普段はどんなお仕事をされているのですか?」と聞く。
「どんなお仕事って、説明するのも難しいんだにゃあ。僕を必要とするところに僕が向かって指示されたことをやるだけなんだにゃ」
チャイルは「危険なことも多いんじゃないの?」と心配する様子で質問されるが、パンヤは答えずらかった。
「確かに危険なこともあるにゃ。モンスターを討伐したりする時は命のやり取りだからにゃあ。爆弾を爆発させたり、危ないことには変わりないんだにゃ」




