084 解毒草を求めて
ギルドへ出かけた黒猫のパンヤ。彼はリュックを背負って歩いていく。
町の中を歩くパンヤはギルドへ着くなり依頼書が貼り出されられている掲示板を拝見した。
「にゃー。どうなっているかにゃー」
どんな依頼があるか見ているとワドウがやってくる。
パンヤはワドウに「やあ」と声をかける。
ワドウもパンヤに「やあ」と返す。
「ワドウ。この間はショクパンのお世話ありがとうなんだにゃ」
「犬の世話なんて朝飯前なんだにゃー。それにショクパンは可愛いんだにゃ? お土産に炒飯煎餅もくれたことだしにゃあ」
馴れると駆けてくるショクパンの様子がパンヤの目に浮かぶ。
「にゃー。その通りかもしれないんだにゃー」
ワドウは「それはそうと」と言う。
「今日はどんなクエストを受けるにゃ?」
「それがにゃー、なんにも決まっていないんだにゃー」
〇
パンヤとワドウは共にクエストを受けることにした。今日受けるクエストは西部の想像山から解毒薬になる解毒草を持ち帰る仕事を選んだ。解毒草は想像山の奥にあるらしく、ラプターのいる草原を越えなくてはならない。
パンヤは言った。
「遠いからお弁当持って行かないとだめなんだにゃ」
パンヤとワドウは受付を済ませると、昼食のお弁当を買ってリュックをそれぞれ背負い山を登っていった。
想像山にはラプターという小型恐竜のようなモンスターだけでなく、テレレックスというシャイで狂暴なモンスターも生息している。それにまだ出会ったことがないモンスターもいるのだ。気を引き締めて行かなくてはならない。
〇
草原へたどり着くとラプターが群れを成して走っていた。パンヤたちはその群れを無視して先へ進んでいく。草原を抜けると一本の山道が続いていた。その道をまっすぐに歩いていく。
道を進んでいくと、管理放棄された古い神社があり、そこでお弁当を食べることにした。




