081 自己紹介
魔女というよりも役職が魔法使いであることが分かった。
女性はグールに「もうしちゃだめよ」と言う。
「にゃあー、絶対にあなたにはもうちょっかいを出さないんだにゃ」
「あなたには? ってどういうことかしら?」
またまたグールは畏縮してしまう。
「僕は、皆に元気になってほしいだけなんだにゃあ」
タップはグールの頭にげんこつをお見舞いする。
「いっ痛いんだにゃあ」
「じゃあ言わせてもらうが、お前は俺が元気がなかったらとズボン下ろすのか?」
グールは自分の頭を撫でながら「するんだにゃ」と言い出す。
「しちゃあかんだろ。学べよ」
「でもでも、それされると皆元気なかったのに元気になるんだにゃ?」
パンヤは呆れがら助言する。
「それは混乱しているだけなんだにゃ?」
グールは頭を抱える。
「その違いが分からないんだにゃー」
これには女性もパンヤもタップも呆れてしまった。
タップは女性に言った。
「大丈夫です。俺がこいつから守りますんで」
女性は「ありがとう。頼りにしているね」と言うのであった。
そんな彼と彼女の様子にパンヤは思った。最近失恋ソングばかり聞いているみたいだったから、よかったんだにゃあ。
〇
パンヤとタップと女性とグールで今度一緒にクエストをすることとなった。ただグールの方は冒険者ではないため冒険者の登録をするところから始まる。
パンヤはタップの裾をちょいちょいと引っ張って女性を指さすと「僕らはまだこの人の名前を知らないんだにゃあ」と言う。パンヤの代わりにタップが聞く。
「そういえば、あなたの名前はなんていうのですか?」
「私? 私の名前はアーロ・メーロ」
「そっか、俺の名前はタップ・ワケタ。この黒猫はパンヤ」
アーロはパンヤに「パン屋さんみたいね」と言った。
パンヤは頭の後ろを掻いた。
「そう言われやすい質なんだにゃ」
グールの方は「僕はグールなんだにゃ」と発言する。




