080 問題解決
公園のベンチで昼食をとっているパンヤとタップとグール。そんな時、近づいてくる影があった。グールはその存在にいち早く気づいて急いでメロンパンを平らげてしまう。
グールは悲しそうな声で「にゃー」と鳴く、パンヤとタップはグールの視線の先を追う。するとそこにいたのはロングスカートを履いた長い黒髪の二十代そこらの女性であった。
「みーつけた」
グールは耳を折り畳んで元気なく「にゃー」と鳴く。
タップは女性に言う。
「あんたが怒っているのはもっともだが、こいつは十分に反省している。許してやってくれないか」
グールは耳を折り畳んだまま「にゃーん。反省しているんだにゃーん」と言う。
パンヤはグールに問う。
「そんな時はなんて言うのかにゃ?」
「ごめんなさいなんだにゃ」
〇
一生懸命謝ったグール。そして魔女らしき女性。
女性は本当に反省しているのかを問いただした。
「本当に反省しているの?」
「にゃー。反省しているんだにゃ。その証拠にパン屋でパンを奢ってもいいんだにゃ」
女性は腕を組んで肘関節を指でこつこつ当てている。
「じゃあ、そうさせてもらおうかしら」
グールは畳んでいた耳が上がり「よっしゃー!」と声を上げるのであった。
「許されたんだにゃ! 許されたんだにゃ!」
パンヤはタップと顔を合わせる。
「よかったんだにゃ」
「意外と綺麗に終わってよかったな。もっと時間がかかると思っていた」
〇
グールに連れられて女性はチョコチップメロンパンを奢ってもらっていた。そしてこのまま皆で公園で食事をすることとする。
ソーセージパンを食べるパンヤは女性に「あなたは魔女なのかにゃ?」と聞く。
女性は答える。
「魔女というよりも、私冒険者やっているんだけど、役職が魔法使いなのよね」




