075 まだ眠い朝
テーブル周りで眠ってしまったタップとワドウにタオルケットをかけてあげるパンヤ。
パンヤの方も眠そうだ。
「僕ももう眠いんだにゃ」
そう言ってベッドに入るパンヤ。そして犬用ベッドに入るコーギーのショクパン。
「おやすみなんだにゃ」
〇
次の日の朝になるとパンヤは目を覚まして空き缶やおつまみを盛っていた皿の片づけを始める。
「眠いけど、僕の家だから僕がやらないと駄目なんだにゃ」
片づけが終わると朝ご飯の用意を始める。
「朝だから適当でいいんだにゃ」
朝食の準備をしているとワドウが起きてきて何か手伝うことはないかを聞いてきた。
「何か手伝うことはないかにゃ?」
「にゃ、それなら、焼けた目玉焼きを三つの皿に盛りつけてほしいんだにゃ」
その間にパンヤはショクパンに方へ行く。ショクパンはどうやら寝ているタップの頭皮のにおいを嗅いでいるようであった。
パンヤは「いい子なんだにゃ」と言ってショクパンの頭を撫でる。
そしてパンヤは寝ているタップの腹をドラムのように叩く。
「起きるんだにゃ! 朝ご飯食べるにゃ?」
タップは「ううん」と唸り声を上げて返事をしない。
「朝ごはん食べないにゃ?」
「んんん。……食べる」
「分かったんだにゃ!」
テーブルの上に三人分の朝食を用意するパンヤ。おかずやご飯や味噌汁をテーブルに運び終わるとショクパンのドッグフードをフードボールに盛りつけた。
タップの腹を揺らして「ご飯ができたんだにゃ!」と訴える。だが起きない。
ワドウは「私に代わるにゃ」と言って耳元に鼻を近づける。そしてよく分からない音を口から鳴らし始めた。
――ドルドルドルドル。
「ううううん」
――ドルドルドルドル。
「ううううん。うん?」
どうやらワドウの変な音で起きたようだ。何がともあれ皆手を合わせる。
「「「いただきます(なんだにゃ)」」」




