065 サボテンの採取
黒猫のパンヤは砂漠でまんまるサボテンを採るために軽装備で東の砂漠の東道砂漠へと入っていった。今日のクエストは砂漠での活動になる。
気温が高く歩くだけで汗が流れていく。
息をきらしながら歩くパンヤはリュックの中から炭酸飲料を出して飲み始めた。
「にゃーん、とっても熱いんだにゃー」
砂漠の中を歩き続けるパンヤ。するとそこへ白いローブを纏った猫の商人がやってくる。
「いやいや、熱いですにゃ? ドリンクはお持ちですかにゃ? 今なら冷えたスポーツドリンク一本なんと150パンソンですにゃ?」
それを聞いてびっくりするパンヤ。パンソンとは通貨の名称である。
「150パンソンは高いんだにゃ。町の物資補給所だったら90パンソンなんだにゃあ」
「ここは砂漠ですにゃ? お安い方なんだにゃあ」
確かに持ってきた炭酸飲料はあともう少ししかない。このチャンスを逃したら砂漠で水分を手に入れることができないかもしれない。
「にゃーん。悩むんだにゃ」
「じっくり悩んでくださいませにゃ」
〇
結局ドリンクを買ってしまったパンヤ。砂漠でケチケチするのは危険だと判断したのだった。
そしてやっとの思いで見つけたまんまるサボテン。
「やったんだにゃ! あったんだにゃ!」
まんまるサボテンをリュックの中に詰め込んでいくパンヤ。
三つほど詰め込むとリュックの蓋をして立ち上がる。
パンヤは炭酸飲料を飲み終えると買ったばかりのスポーツドリンクを飲み始めた。
「キンキンに冷えていて美味しいんだにゃー」
買ってよかったと思うパンヤ。
あとはギルドに戻って報酬をもらうだけである。
砂漠から戻ってきたパンヤは受付のお姉さんに採取したサボテンを預けた。
「暑かったでしょう?」
「それはもう暑かったんだにゃあ」
サボテンを預けると報酬をもらい早々に帰路に着くパンヤ。
家に着くと早速シャワーを浴びた。汗で体がべたべただったのだ。そして風呂上がりにコップ一杯の水を飲んで「あーっ」と声を漏らす。
「にゃーん。生き返るんだにゃー」




