064 美味しい餃子
テーブルにご飯と味噌汁と餃子を並べる。パンヤは両手を合わせて「いただきます」と言った。
味噌汁をずるずるすするパンヤ。
「にゃー。さっぱりして美味しいんだにゃあー」
さらにメインの餃子も食べてみる。箸で餃子を掴み、タレにつけて口まで運ぶ。
ゆっくりと咀嚼するパンヤ。そしてごっくんと飲み込む。
パンヤは突如として立ち上がり、冷蔵庫まで行くとサイダーを取ってきてグラスと一緒にテーブルまで持ってきた。
「こっちの方が合うんだにゃ」
そう言いながらグラスにサイダーを注いでいく。
そしてぐびぐび飲むと「あーっ」と声を漏らした。
「美味しいんだにゃー」
そう言いながら餃子を食べていく。
「うみゃーうみゃー」
餃子を食べながら感想を言うパンヤ。
気が付くとコーギーのショクパンが食事中のパンヤのもとへとやってきていた。どうやら自分の分の食事は終わったが、パンヤの食べているものが気になるらしい。一生懸命にパンヤの方に鼻を向けている。
パンヤは「駄目にゃ」と言う。
「犬はにんにくが食べられないんだにゃー。可哀そうじゃないにゃ?」
そう言いながらパンヤはショクパンの鼻の上を撫でる。
〇
食事が終わるとサイダーを一口飲んで片付けを始めた。
ご飯茶碗に味噌汁を入れていた汁椀、それからギョーザの皿やタレを入れていた小皿をキッチンの流し台まで運んでいき洗っていく。
そこへフードボールを持ってくるショクパン。
パンヤは「いいこだにゃ」と言い頭を撫でるとフードボールを受け取った。
洗い物が終わるとベッドに飛び込んで、『ああこんなところに』の漫画1巻から読み始めた。パンヤは漫画を読みながら独り言をつぶやいた。
「はしゃぎすぎな漫画なんだにゃ」
そんなことを言いながら笑い声を出すパンヤ。
「にゃはっはっは。この漫画家は天才なんだにゃー」
しばらく読んでいると眠気が出てきたのか本棚に漫画をしまいベッドに横になるのであった。




