062 ゆっくりした日
「にゃっはっはっはっは! こいつははしゃぎすぎなんだにゃ!」
はしゃぎすぎなシュールギャグ漫画『ああこんなところに』は猫にとってはドツボにはまる内容なのであった。
結局その週刊漫画雑誌アラーラを買って帰ることにしたパンヤ。立ち読みではなく家でじっくり読みたいのだった。もしかしたら他にも気になる漫画ができるかもしれない。これは乞うご期待である。
家に帰ると手洗いうがいをして漫画雑誌を手に取った。漫画を読むスピードはゆっくりめな方である。
雑誌を読んでいるとそばに寄ってくるショクパン。
そろそろ夕食の時間である。
〇
ショクパンのフードボールにドッグフードを入れていつもの定位置に置くパンヤ。
食べようとするショクパンにパンヤは「まだにゃ!」と声をかける。
「まだにゃ。まだまだ。まだまだまだにゃ」
ショクパンが待ってくれている間にカレーライスをよそって自分の分の食事を準備すると、テーブルに着いた瞬間に「よし!」と声をかける。すると勢いよくもりもり食べ始めるショクパン。どうやらお腹が空いていたようだ。
カレーライスを食べるパンヤは「うみゃーうみゃー」と言っている。ご飯を食べたら読んでいる最中の漫画雑誌アラーラを読みたいところだ。
〇
食事が終わりキッチンで洗い物を洗っていると、ショクパンが自分のフードボールを咥えて持ってきてくれる。
「にゃ、いい子なんだにゃ」
フードボールを受け取ると頭を撫でるパンヤ。
一緒にこのままフードボールも洗ってしまうのだ。
洗い物が終わるとテーブルまで戻りお茶を淹れて漫画雑誌を読むパンヤ。相変わらず『ああこんなところに』は面白いらしい。ゲラゲラ笑っている。
読み終えると雑誌をテーブルに放って置き、ベッドに飛び込むパンヤ。うつ伏せになりながら今日の休日の感想を言う。
「今日はとってもゆっくりした日だったんだにゃ」
充実していたのかは分からない。だけれども身も心もゆっくりできたことは言うまでもないことなのである。パンヤはそのままゆっくり目を閉じ眠っていくのであった。




