006 自信満々
テレレックスの素材の新たな防具を手に入れたパンヤ。パンヤはペットのコーギーのショクパンと一緒に遊んでからギルドに出向くことにする。
「取ってくるんだにゃ!」
ボールを投げて走って取りに行くショクパン。一生懸命走っていく後ろ姿はとてもかわいらしい。その綺麗なきつね色は焼き立てのパンのようだ。
ボールを取ってくると頭を撫でてよしよしする。
「可愛すぎて美味しそうなんだにゃ」
〇
テレレックスというモンスターから剥ぎ取った素材で作った防具テレレックスアーマーを身に着けたパンヤは、ギルドへ向かい新たなクエストを受注することにした。
「にゃーん、このアーマーならなんだってこいなんだにゃ」
ラプターの爪で作られた片手剣と盾を持つ。この装備でどんなモンスターであろうとちょちょいのちょいで討伐してしまうことだろう。
一人で討伐できるモンスターを探していると、受付のお姉さんが来て薬草の調達任務の張り紙を持ってきた。
「あのー、これなんかどうですか?」
パンヤは首を振って断った。
「今の僕はテレレックスアーマーを身に着けているんだにゃ。だとしたらこれを活用した任務にするんだにゃー」
受付のお姉さんは「心配なんだにゃ」と声をかけた。
「全然心配なんかじゃないから安心するにゃ」
〇
今回受ける任務はラプター5頭の討伐であった。大型のモンスターでないこれならば猫のパンヤにもできることだろう。
張り紙を掲示板から外して受付まで持っていくとクエストを受注したのである。だがやはりお姉さんは心配そうだ。
「気をつけてくださいね」
「任せるにゃ。今の僕にはテレレックスアーマーがあるんだにゃ。どんな奴もこてんぱんなんだにゃ」
一人、いや一匹でいざ西部にある想像山へと向かうパンヤだった。




