057 噂話
ギルドに戻り報告をすると報酬をもらうパンヤとタップ。今日は共にクエストを終えたということで飲み屋で飲み会をすることとなった。
三毛猫のワドウもクエストを終えたようで受付で報酬をもらっていた。
パンヤはワドウも誘うことにした。
ワドウに向かって駆けていくパンヤ。
「ワドウ! ワドウがいたんだにゃあ!」
誰の声かと思って振り返ると見知った顔が近づいてきてワドウは「やあ」と片手を上げる。
「やあ、ワドウ。今日もお疲れ様なんだにゃ!」
「パンヤもお疲れ様なんだにゃ」
落ち着いた態度でパンヤと向かい合うワドウ。
パンヤはワドウに「これから飲み会があるにゃ。ワドウも一緒にどうにゃ?」と聞く。
「飲み会にゃ? 楽しそうなんだにゃ」
「それはもう楽しいんだにゃあ」
「それじゃ行こうかにゃ」
よってワドウも参加することになった。
〇
飲み会が始まりそれぞれ風呂に入ってきてさっぱりした状態で飲み物をぐびぐび喉に流し込むのだった。
ビールを飲むタップは突然に噂話を始める。パンヤとワドウはねこねこビールを飲みながら話を聞く。
――実はなあ、俺たちがよく行く想像山には幻のモンスターがいると言われていてなあ。
パンヤは「バハルートかにゃ?」と問うも首を横に振るう。
――違う。実はなあ、人間に変身できるモンスターがいると言われているんだ。名前はミーロ。ミーロはお前ら猫と同じくらいの大きさなんだが、化けるのにあまり大きさは関係ないらしいんだ。
パンヤはねこねこビールを飲みほしてしまい次の注文する。
「ねこねこビールおかわりなんだにゃ!」
――それでな。ミーロは空腹な者の前に現れるらしい。人間の食べ物を食べたくて現れることがあるらしいんだ。
パンヤは「そんなの熊さんみたいなんだにゃ」と言う。
ワドウは言う。
「じゃあ、今度お弁当持って行って確かめてみるんだにゃ」




