056 作戦会議
ドンラプターを発見したパンヤとタップは作戦会議をする。
タップは右拳を左手に打ち付ける。
「まず囮として俺が前に出るそれから……」
「僕が爆弾でどかんなんだにゃ」
パンヤはそう言うと「作戦開始なんだにゃー!」と声を上げてリュックから爆弾を取り出してドンラプターに向かって走っていった。
「あっ、馬鹿。俺が囮って言っているだろうが!」
タップもパンヤの前に出ようと一生懸命走っていく。
すると、大きさの違いもあってかドンラプターはパンヤよりもタップの方に警戒するのだった。
「よし、やった。俺が囮だ! 俺のところに来い!」
剣を取り出してゆっくりドンラプターとの距離を詰める。だがその時、導火線に火をつけた爆弾をドンラプターの口に詰め込むパンヤ。
「あっ、馬鹿!」
爆弾を口の中に詰め込むとタップのところまで走っていくパンヤ。
「逃げるんだにゃあああ!」
パンヤはタップに抱き着いて彼を後ろに倒す。
「伏せるんだにゃ」
ドンラプターの口の中で爆発する爆弾。短い間、血の雨が降った。
〇
ドンラプターから剥ぎ取りを終えるとパンヤは焚火を焚いて骨付きの生肉を焼いていた。
「ラプターのお肉は鶏肉みたいで美味しいんだにゃー」
タップは倒したばかりのドンラプターの肉を炙るパンヤに「俺はお前から危なっかしさを感じる」と呟くのであった。
肉を焼きながら骨付き生肉をタップに捧げる。
「タップも食べるといいにゃ? 鶏肉みたいで美味しいにゃ?」
タップは生肉を受け取ると火で炙るのであった。
「お前とクエストを受けるということは作戦なんてないって自分に言い聞かせなきゃいけないかもな」
「にゃあ、作戦なしは危ない橋渡りなんだにゃあ」
タップはパンヤの言葉にイラっとする。
「だったら、作戦会議もっとちゃんとしようや。作戦会議中に突っ込んでいくなよ!」
「にゃ? 今回はよい作戦だと思ったんだにゃあ」




