052 プロテインの実験終了
じーっとパンヤを見たまま動かないタップにボーラは「君も飲みたまえ」と言うのだった。
タップは緑色の液体を飲み始める。味は甘いチョコレート味のプロテインであった。
飲み終わったタップは「意外とうまかった」と言うのである。
それから実験的にランニングマシンで走れという指示が出される。食堂から移動してトレーニングルームへ連れてこられる二名。
「にゃんたちに何をしろっていうんだにゃ?」
ボーラは「にゃんたちには飲んでもらった活力剤がちゃんと機能するか確かめてもらう」と言うのだった。
ランニングマシンで走り始めるパンヤとタップ。
タップは質問する。
「で、どのくらい走ればいいんだ?」
すると意外な答えが返ってきた。
「一時間くらいかな」
パンヤは「そんなに走ったら手足が棒になってしまうんだにゃ」と声を上げる。
「これは実験なのだよ。頑張りたまえ」
〇
一時間後再び食堂へと通されるパンヤとタップ。そこで再びプロテインを飲まされる。
「今度は回復薬だ。飲んでみたまえ」
ごくごく飲むパンヤと、怪しげな表情で飲み込むタップ。味はバナナ味のプロテインだ。
パンヤは思った。
「別にプロテインを回復薬にする必要はないんだにゃ」
タップもこれには同感だ。
「そうだよな。俺もそう思う」
文句を言う二名にボーラは「焼きそばの方がいいかね?」と問う。
「にゃ! そっちの方が僕は好きなんだにゃ」
タップはパンヤに突っ込みを入れる。
「そんなの、焼きそばだって同じことだろ! 焼きそばにする必要がない」
ボーラは頭を掻きながら応える。
「今世間では摂取しやすい回復薬を求めている。その他にも解毒剤や活力剤など。色々な需要があるのだよ」
そう言って今日の仕事の終わりを告げた。
「今日の君らの仕事は終了した。ご協力感謝するよ」




