044 おすすめの漫画本
届いたラーメンを食べる二匹。ラーメンを食べながら漫画の話をするパンヤ。
「この間買った漫画なんだけどにゃ? 『どこに行ってもかつ丼』っていう漫画があってその漫画を読んでみたら大変面白かったんだにゃ。ワドウにおすすめするにゃ?」
聞いたことがない漫画に興味をもつワドウ。
「そんな漫画聞いたことがなかったんだにゃ。今度探してみるにゃあ」
ラーメンをずるずるすすりながらかつ丼という食べ物の名前が入った漫画の話をしていることに途中からラーメン屋に失礼だと感じたワドウは、「この話はまた今度にゃ」と終わらせるのであった。
「今はラーメンに集中する時にゃ? ここにかつ丼はないんだにゃ」
パンヤは「それもそうにゃ」と言って餃子を食べる。
「この餃子も美味しいんだにゃー」
〇
ラーメンを食べた後、本屋へと立ち寄った。『どこに行ってもかつ丼』という漫画を確認するためだ。
「にゃー。どこに置いていたっけにゃー」
大量に並んでいる漫画から一冊の漫画を探すのは少々苦労する。
すると『ああこんなところに』の8巻が置いてあるのを発見する。パンヤは手に取るとワドウに報告した。
「見てにゃ見てにゃ! 新刊が出ているんだにゃ!」
ワドウは「8巻もう読んだんだにゃ」と言うと『どこに行ってもかつ丼』という漫画を探し続けた。パンヤは8巻が手に入れようというところでワクワクするのか踊っている。
「パンヤ踊ってないで一緒に探してほしいんだにゃあ」
「ごめんごめん一緒に探すにゃ」
すると平置きにされている漫画の中にその漫画本が置いてあるのを発見した。
ワドウは「あったにゃ」と言ってその漫画本を手に取る。
パンヤはワドウが手に取った漫画本に指をさす。
「それこそ『どこに行ってもかつ丼』なんだにゃ!」
レジで会計を済ませると二匹は本屋の前で別れるのだった。
ワドウはパンヤにお礼を言う。
「おかげでよい買い物ができたんだにゃ!」
「にゃあそんなこと言ったらこっちだっておかげで8巻が買えたんだにゃ」
ワドウとパンヤはそれぞれ手を振り帰っていった。
家に戻るとコーギーのショクパンが急いでお出迎えにやってきてくれる。パンヤはよしよしと撫でながら定位置に置いてあるフードボールが空になっているのを確認した。




