035 再びザリガニ捕り
チャイルと遊ぶ前にチャイルは黒猫の前足を掴み「肉球触っていい?」と聞いてくる。
「問題ないにゃ」
チャイルは「そうですかー」と呟いてパンヤの前足の肉球を触り始める。
パンヤはただ黙ってチャイルが満足するのを待った。
「ありがとう。黒猫のパンヤさん」
「問題ないんだにゃ」
〇
昼の時間になりパンヤは昼食に海老の入った海鮮パスタをいただいた。パスタはとても美味しく大変満足な味付けであった。
「美味しいんだにゃあ」
すると使用人は嬉しそうに食器洗いの仕事を続けるのだった。
午後になり、前回同様再びザリガニ捕りに向かう。
チャイルは「このままだと家中がザリガニだらけになっちゃう」と言い始めパンヤは満足そうに「人生は今だけなんだにゃ、遊ばないと損なんだにゃー」と陽気に言うのだった。
田んぼの用水路の中に突っ込んでいくパンヤとチャイル。
チャイルは網を用水路の端に突っ込む。するとばちばち動く何かが捕れた。
網を確認するため陸に網をつけるとそこにはザリガニがしっかりと入っていたのだった。
「捕れたー!」
嬉しそうなチャイルに拍手をするパンヤ。
「ついでにドジョウも捕れたんだにゃー」
チャイルは「ドジョウって?」と聞く綺麗な水の入ったバケツに網で捕れた獲物を入れた。すると長く小さなウナギのような生き物が泳いでいる。
「これがドジョウにゃ」
「これが!? ウナギみたい」
パンヤは「小さいウナギみたいなものなんだにゃ」と短い説明をした。
夕方になると家に戻り捕まえた獲物を父親のハンプソンに見せるチャイル。
「パパ! 捕れたよ! たくさん捕れた!」
「おお! チャイルはいつか立派なハンターになるかもしれないな!」
パンヤはクエストが完了したことを伝えにギルドへ戻らなくてはならない。ハンプソンとチャイルと使用人の総出でパンヤの帰りをお見送りする。
「またね! パンヤさん! また来てね!」
「にゃ、きっとまたくるんだにゃー!」




