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033 首の長い竜

 海岸でトングを使いゴミ拾いをする黒猫のパンヤと三毛猫のワドウ。今日のクエストは海岸のゴミ拾いである。パンヤはゴミを拾っていると小さな生き物を見つけ、顔面をその生き物に接近させる。

 パンヤの鼻先にいるのは蟹であった。


「にゃー蟹がいるんだにゃー」


 パンヤはワドウにちょいちょいと手を動かしてこっちに来てみてくれとサインを出す。

 ワドウは「何にゃ?」と言って近づいていくとワドウもパンヤと同じように顔面を接近させて蟹を認識する。


「これは蟹なんだにゃ!」


「そうだにゃ。蟹がいてしまっているんだにゃー」


 ワドウはパンヤに「面白いものを見せてくれてありがとうにゃ」と言った。


「お安い御用なんだにゃ」


      〇


 ゴミ拾いを続けていくパンヤ。すると海から何やら顔を出すモンスターがいた。首の長い竜のように見える。

 ワドウは気づかないようでゴミ拾いを続けている。

 パンヤはワドウに近づいていくと肩をちょんちょんと指で叩いた。


「どうしたんだにゃ?」


「モンスターがいるんだにゃ」


「にゃ?」


 海の方を見ると確かに首を出す竜の姿があった。


「あれは確かにモンスターなんだにゃー」


      〇


 アイスクリームを買ってきた二匹。ワドウはアイスクリームを首の長い竜へ向けると「食べるかにゃ?」と聞く。ワドウの様子を見て便乗してアイスクリームを差し出すパンヤ。

 すると首の長い竜はワドウに顔面を近づけ、体全体をひと舐めするのであった。

 ワドウはパンヤの方を向く。


「ひと舐めされたんだにゃ」


「そうだにゃ、紛れもなく、ひと舐めされたんだにゃ」


 すると首の長い竜は満足したのか海中に戻っていく。

 ワドウとパンヤはアイスクリームを食べ仕事を再開するのであった。

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