032 血まみれの黒猫
ラプターの部位を剥ぎ取ると近くで昼食を食べることにしたパンヤ。血まみれの状態でおにぎりを食べることに何の抵抗もなかった。
「にゃー昆布のおにぎりが美味しいんだにゃー」
昼食を食べ終わると山を下っていく。山道を下りながら血が滴り落ちていった。
ギルドへ戻ったパンヤを見て受付のお姉さんは驚いた。心配していたパンヤが帰ってくると血まみれだったからだ。
「パ、パンヤさん?!」
「にゃ、クエスト完了したから確認してほしいんだにゃ!」
受付のお姉さんは白目をむいてひっくり返る。
「にゃ? どうしたんんだにゃ? さっさと早く確認してほしいんだにゃ!」
気絶してしまったお姉さんはしばらくそのままなのであった。
〇
クエストの依頼を完了する手続きを済ませると報酬をいただいてそそくさと家に帰るパンヤ。血まみれな体を洗わなければならないからだ。
今日の風呂はシャワーだけで済ませる予定だ。
「にゃーん、血だらけだらだらなんだにゃーん」
陽気な様子で家に戻るとショクパンが駆け寄ってくれるだが、汚れているため抱っこするわけにはいかない。風呂場に直行である。
風呂に入ると返り血を浴びたテレレックスの防具をシャワーで血を流した。すると次は自分の番。手も足も脇も丁寧に洗っていく。
「血の臭いが残ったら物騒で嫌なんだにゃ」
〇
今日は寝坊をしてしまい朝の散歩にいけなかったコーギーのショクパン。そのため夕方は朝いけなかった分たくさん歩くことにした。リードを繋いで歩くショクパン。パンヤはリードを握りながら鼻歌を歌うのであった。
――ふふん、ふふ、ふふん。
一時間ほど散歩をすると家に戻ってくるパンヤとショクパン。
パンヤはショクパンに餌をやると自分はどこかへ出かけていった。ねこねこビールが飲みたかったである。物資補給所へと向かい、ねこねこビールを買って帰宅するとショクパンのフードボールにこつんと当ててペットと乾杯するパンヤ。
ぐびぐびねこねこビールを飲むパンヤ。
「あーっ、これが美味しいんだにゃー」




