030 新たな武器
自分で入れたお茶を飲むパンヤ。
「あーっ。美味しいんだにゃ」
お茶を飲みながら『ああこんなところに』の3巻を読み直す。
「にゃーやっぱり3巻のでかすぎる腕時計が面白すぎるんだにゃー」
満足そうに3巻を読み終えると4巻に手をつけるのだった。
〇
次の日の朝、パンヤはまだ眠り足りないようでベッドの中で寝返りを打つ。
7時に設定していた目覚まし時計が鳴り響き、止めてはまた寝てを繰り返した。
結局パンヤが起床したのは朝8時であった。
「にゃーいっぱい寝てしまったんだにゃ」
たくさん寝てしまったことに罪悪感を感じてしまうパンヤ。コーギーのショクパンと散歩に行く時間が削れてしまったからだ。
散歩に行けずショクパンに餌をやるパンヤ。
「多少寝てしまうのは場合によっては仕方がないことなんだにゃー。でもごめんにゃ」
一生懸命ドッグフードを食べるショクパン。
次は自分の食事を用意するパンヤである。
目玉焼きとソーセージを焼いて皿に盛りつける。炊けたご飯を茶碗に盛りつけて朝の一杯のお茶を用意する。
テーブルに着くと手と手を合わせ、肉球と肉球を合わせて「いただきます」と言うのだった。味はいつも通りの目玉焼きとソーセージの味だ。
〇
食べ終わって食器洗いをしていると食べ終わったフードボールを口で挟んで持ってくるショクパン。ショクパンの頭を撫でて「いい子なんだにゃ」と声をかける。
そして出発の準備が整うと出ていく前にショクパンを撫でながら宣言する。
「帰ってきたらお散歩行こうにゃ」
パンヤは出発していく。今日はギルドへ行く前に鍛冶屋に頼んでおいた武器を取りに行かなくてはならない。この間討伐したバハルートから剥ぎ取った部位で作った片手剣と盾を取りに行くのだ。
防具もテレレックスの部位を使っており、これで全体的にグレードアップされたパンヤということになる。
鍛冶屋に着いたパンヤは片手剣と盾をもらうと思わず笑みがこぼれたのだった。
「にゃ、何故か分からないけど勝手に笑ってしまうんだにゃ」




