029 ねこねこビール
クエストが無事完了し飲み屋で乾杯するパンヤ一行。タップはビールを注文しパンヤとワドウはねこねこビールを注文した。ねこねこビールとは猫専用のお酒である。
タップは泡の髭を作って飲むパンヤたちのねこねこビールが気になってしまう。
「それ、美味しいのか?」
パンヤは「にゃー美味しんだにゃー」と返す。
ワドウはねこねこビールをタップに差し出す。
「飲んでみるかにゃ?」
差し出されたねこねこビールを飲むタップ。
「ん? ……ちょっと甘い」
どうやら甘みのあるビールのようだ。
ワドウにねこねこビールを返すと、普通のビールを飲み始めるタップ。
「俺は普通のでいい」
どうやらねこねこビールは猫の口に合うように開発されたお酒らしい。
〇
飲み会が終わると火照りながら帰路へ着くパンヤ。
「にゃーん」
なんとなく言ってみたにゃーん。
パンヤは家に着くと急いで駆けつけてくるコーギーのショクパンを抱きしめる。
「にゃーん、会いたかったんだにゃー」
そう言いながらショクパンの顔面に自分の顔面を擦りつける。
そしてショクパンから手を離すと手洗いうがいをしに洗面台へと向かう。
手洗いうがいを終えると少し遅くなってしまったショクパンに夕飯を用意するパンヤ。
「遅くなって悪かったんだにゃ。今日は少し多めにするにゃ」
パンヤはフードボールにいつもより少々多めにドッグフードを盛りつける。
いつもの定位置へ置くとショクパンは駆けつけてご飯を食らおうとする。
しかしパンヤはいつもの如く「待て」と指示を出す。すると利口なことにショクパンは空腹を我慢して待つ。
「にゃー律儀なんだにゃー」
すると「よし!」と言って食べてもよいサインを出す。一生懸命にドッグフードを食らい始めるショクパン。
「遅くなって悪かったんだにゃー」
今度は自分のお茶を飲むためにやかんに水を入れてお湯を沸かし始めるパンヤ。お湯が沸くと急須に茶葉を入れてお湯を注ぐ。そして急須を軽く円を描くように回すとマグカップにお茶を注いだ。




