028 バハルートの討伐
想像山の深くまでやってきたパンヤたち。そこにはバハルートの住処がある。緊張した趣で進んでいく一行。いつどこにバハルートが出没してもおかしくはない。
一人と二匹は静かに足を運んでいた。すると森の中で寝息を立てる音が聞こえてきた。
寝息を立てる音の方へ行くと昼寝中のバハルートがそこにはいた。
小さな声でパンヤは言う。
「にゃーこれはこれは寝首を掻くチャンスなんだにゃ」
タップも「その通りだ」と小さな声で返す。
ワドウも小さな声でどうするかを問う。
「じゃあ、これからどうするにゃ?」
パンヤはリュックから大量の爆弾を取り出して見せた。
「首に爆弾を巻いて爆発させるんだにゃ」
〇
一人と二匹はバハルートの首に導火線で繋がった爆弾を巻くと導火線に火をつけて距離を取るのだった。
数十秒後に大量の爆弾が爆発し大きな爆発音が山の中に響いた。
パンヤは耳を畳んで騒ぐ。
「にゃー! 爆発したんだにゃー!」
ワドウも耳を折り畳んでいた。
「私もこんな爆発がうるさいとは思わなかったんだにゃー!」
タップは爆発音の余韻で聞こえないだろうと思ったが二匹に「そんなこと言ってもしょうがないだろ!」と言った。
〇
飛竜が立ち上がり叫び声を上げるとそのまま逃げていこうとするもワドウが弓矢で狙いをつける。そしてタップは太刀を引き抜いてバハルートへ斬りかかった。パンヤも片手剣と盾を持ってタップに続く。
爆弾で弱って隙があり、倒すのに時間はかからなかった。
倒れて動かなくなるバハルート。タップは二匹に「やったな」と声をかける。
パンヤは勝利の味を占めてその場でジャンプをしてはしゃいでいた。ワドウも片足を上げて踊っている。
「にゃあ、僕らの勝利なんだにゃー」
二匹が喜んでいる間にタップはクエスト完了の証明となる部位の剥ぎ取りをするのであった。




