003 鎧の新調
爆弾を作り始めるパンヤ。手のひらサイズのボールに火薬を詰めてテープで固定していく作業を続けるのであった。
次の日の朝、パンヤは準備した爆弾をリュックに詰め込むとペットのコーギーのショクパンの頭をなでてキャップ帽を被った。
リュックを背負って鏡の前でポーズをとり「よし」と鏡の中の自分に声をかける。
出発する前にショクパンと遊び足らず、ボールを投げて回収する遊びをする。
「にゃん、ショクパンはいい子なんだにゃ」
遊び終わると玄関へと向かい「行ってくるにゃ」と言い扉を開き鍵を閉めた。
〇
タップとギルドで待ち合わせしていたパンヤは鎧を纏ったタップの姿を見つけると「にゃーん」と鳴いて駆けていく。
タップは手を肩の位置まであげて「おう」と返す。
「お待たせしたんだにゃ!」
「お待たせしたのはいいが、お前鎧着てないのは問題なんじゃないか?」
「にゃ? 鎧着た方がいいのかにゃ?」
「着た方がいいかって、お前モンスター討伐に準備は必要だろう?」
パンヤはリュックを下して自慢げに自作した爆弾を取り出して見せつける。
「にゃーん、爆弾なんだにゃ。これでモンスターも木端微塵にゃ」
「それはいいが、やっぱり鎧は必要だって」
〇
クエストを受注する前に加工屋へ行ってパンヤの防具を買うことに。パンヤが目に入ったのはボーンアーマーというモンスターの骨で作った防具だ。猫用に小さめなサイズで作られている。
「これほしいにゃ」
タップは「いいじゃないか」と言って購入をおすすめする。
この世界では猫は人間と共存しており、言葉も喋り鎧をつけて一緒にクエストを受けることも多い。
鎧を購入したパンヤは早速その鎧を身に着けた。モンスターの骨でできた鎧は固く、叩いて割れるような安い素材ではない。
「にゃーん。お金かかっちゃったんだにゃ」
「いいじゃねえか。その分いっぱい稼ごうぜ!」




