024 爆弾の活躍
導火線に火が付いた爆弾を複数抱えてラプターの群れの中に突っ込んでいくと、群れの中心に爆弾を置いて自分はそそくさと避難する。すると爆弾が爆発しラプターたちがゴロゴロと地面を転がっていった。一気に5体も倒してしまうパンヤであったが己も爆風で転がっていくのであった。
ワドウは「自称マッドサイエンティストは伊達じゃないんだにゃ」と言い腕を組んで頷いている。
あとラプターを三体討伐するとクエスト完了となる。
残りは他の群れから狩ることとする。
パンヤのあまりにド派手なアクションにワドウは思わず突っ込まずにはいられなかった。
「パンヤは片手剣使わないのにゃ?」
「爆弾の方が手っ取り早くて好きなんだにゃ」
「そうなのかにゃ?」
「にゃ! そうなんだにゃ」
そんなやり取りをしている間にもラプターの群れが目に入るパンヤとワドウ。
ワドウは弓矢を構えると、パンヤは爆弾の導火線に火をつける。
二匹は頷き合うと、パンヤは群れに向かって走り出し、ワドウはパンヤに狙いをつけるラプター目掛けて矢を放った。
〇
この日は想像山に爆発音が二回も響いたのであった。
ラプターの狩りが終わるとラプターの亡骸から部位を剥ぎ取ってクエストが完了したことを証明するための物とする。
汗を腕で拭うパンヤはワドウに「やったにゃ」と言うと「やってしまったんだにゃ」と返される。
何がともあれクエストは完了した。今日のことでパンヤへの見方が変わったワドウ。同じ趣味がある者から爆弾を使う者へとだ。
アーパーマという町に戻るとパンヤとワドウは食堂へと入った。パンヤとワドウは今日のクエスト完了と巡り会えた友達に乾杯をした。飲み物は見た目がビールのようなリンゴ味のサイダー。
パンヤはリンゴ味のサイダーを飲んで「にゃーうまいんだにゃー」と呟くと、ワドウの方もぐびぐびリンゴ味のサイダーを流し込んだ。
「確かに、うまいんだにゃー」
こりゃーたまらんと二匹は頷いてさらに焼き魚定食を注文する。
そんなこんなで今日の仕事で仲が深まる二匹なのであった。




