021 朝の散歩
本屋で出会い意気投合した猫仲間のワドウ。その仲良さと、はしゃぎっぷりはお互い所謂友達の態度であった。
そして偶然にも職業がギルドの依頼を受け生計を立てる冒険者であり、一緒に仕事をすることにしたのだった。
休日が終わり今日から仕事をまた仕事をするパンヤ。
朝起きて歯を磨き朝食の準備をしてコーギーのショクパンと散歩をしに出掛ける。
そこでジャージを着たジョギング中のギルドの受付のお姉さんと出会う。
「おはようございます」
「にゃ、おはようなんだにゃ」
「今日もギルドに?」
「にゃあ、そうなんだにゃ。新しい友達ができたから二人でお仕事してみようと思っていたところにゃ」
そんな会話をしているとお姉さんも「にゃ」をつけた会話をしたくなる。
「私も一緒に行きたいにゃ」
「別についてきてもいいにゃ?」
そういうわけにはいかない。彼女には彼女の仕事がある。
「私には私のお仕事があって、行きたくてもいけないんです。残念にゃー」
「それは残念なんだにゃ」
会話が終わると「じゃあまた」と手を振って走っていく受付のお姉さん。
パンヤはショクパンを連れた散歩を再開する。
〇
家に戻ってくるとショクパンの足を拭き、フードボールにドッグフードを入れいつもの定位置に置く。
そして「まて」と指示を出す。すると利口なショクパンはがっつかずに待ち続ける。
「よし! いい子なんだにゃ」
食事を始めるショクパンの頭を撫でると自分の朝食をテーブルに並べた。手を合わせて「いただきます」と言ってから食べ始める。パンヤは礼儀ある猫でありたいのであった。
〇
朝食を食べ終わると洗い物を片付ける作業に移る。ショクパンも自分のフードボールを洗い場まで持ってくる。
「いい子にゃ。ちゃんと洗うからにゃ」
自分の使った食器と一緒にショクパンのフードボールも洗ってしまうパンヤなのであった。




