017 討伐クエストのお誘い
朝目覚めたパンヤは朝食の準備を済ませると、空いた時間にコーギーのショクパンを連れて散歩に出かけた。
町中を散歩をしているとショクパンはたまにパンヤに振り返って見せる。
「にゃ? そんな歩き方じゃ、犬も歩けば棒に当たってしまうにゃ?」
ショクパンは機嫌よく町中を歩いていく。
〇
家に戻ってくると朝食を食べ、洗い物を済ませるとギルドへと向かった。ギルドの掲示板には怪獣テートラガルの討伐の依頼が来ていた。その貼り紙を見てパンヤは「これにゃ」と呟いた。
クエストの受注の前にタップの家へと向かった。タップの家は賃貸になる。さくらドレイクという名前のアパートで住んでいるのは一階の105号室の部屋だ。
パンヤは105号室のインターフォンを押す。
……だがタップは出てこない。
「出てこないんだにゃー」
パンヤは何度も何度もインターフォンを押した。一分間押し続けていたところ一分後にその扉は開いた。
「うんち中だったんだよ!」
「にゃーお取り込み中だったんだにゃー」
〇
パンヤは部屋へと通されお茶を出されると「手はちゃんと洗ったかにゃ?」と確認をとる。
「ああ、洗ったよ。客人にお茶を出すのもあって、念入りにな」
「それはそれはよい心いきなんだにゃ」
そしてまったりとお茶を飲むパンヤ。だが、お茶を飲みに来たわけではない。今日はタップを討伐クエストに誘いに来たのだった。
「タップ、僕はおみゃーを誘いに来たんだったにゃー」
「なんのお誘いだ?」
「にゃー。今日は怪獣テートラガルの討伐を一緒にやろうと思ってやってきたんだにゃー」
「怪獣テートルガルの討伐? なるほどな。いいぜ一緒に行こう」
パンヤはその場で踊り狂った。
「やったんだにゃ! 今日はご馳走になるんだにゃー」




