016 ザリガニ捕り
チャイルとパンヤは庭に出た。チャイルが出したシャボン玉をパンヤがキャッチするという遊びを行っていた。
大きいシャボン玉や小さいシャボン玉の群れに向かって果敢に両手で掴もうとするパンヤ。だがすぐにはじけてしまう。
「にゃーん、難しいんだにゃー」
遊んでいるとウッドデッキからメールという使用人がお茶とお菓子を持ってきてくれた。
「さーどうぞ。お茶とお菓子ですよー」
ベランダでお茶とお菓子を食べるパンヤとチャイル。
お茶は緑茶でお菓子はどら焼きであった。
「うみゃーんだにゃ」
チャイルは嬉しそうに「うみゃーんだ」とパンヤの言ったことを繰り返す。
〇
昼食も出してくれた。午後は二人でザリガニ捕りに行った。網を用意し田んぼの用水路へと向かう。
「にゃーんザリガニ取りなんだにゃー」
網を用水路の中に突っ込み引っ張り出すとそこにはザリガニが数匹捕まっていた。
チャイルは「本当に捕まえた」と言った。
「にゃあ、チャイルもやるんだにゃあ」
バケツの中に捕まえたザリガニを入れると、網をチャイルに渡すパンヤ。
「じゃあ、ちょっと失礼して」
網を用水路の中に入れると網を揺らして持ち上げる。すると網には数匹のザリガニが捕まっていた。
「すごい、こんなにいるものなんだ」
バケツの中にザリガニを入れるチャイル。二人は日が暮れるまでザリガニ捕りをして遊んでいた。
〇
夕方になると捕まえたザリガニの入ったバケツを持ってチャイルの家へと戻った。
パンヤはチャイルの父であるハンプソンにお礼を言われた。
「今日はありがとう。娘も機嫌がいいよ。ただ大量のザリガニをどうしたらいいか分からないけどね」
パンヤは今日のクエストをクリアし、ギルドへ向かうのであった。




