010 砂オオダイショウ討伐
砂オオダイショウという巨大蛇を見つけ、タウジが船に設置された巨大クロスボウで狙い撃つ。すると縄で船と繋がった矢が飛んでいき見事砂オオダイショウに命中する。
パンヤはその場で踊って喜ぶ。
「やったんだにゃ! うちのタウジは最強なんだにゃ!」
タウジは腕を組んで歯を見せて笑った。
「当り前よお」
しかしこのままだと砂オオダイショウに船が引っ張られてしまうので舵を取り逆に船で引っ張り上げる。
タップは船の舵を取り勢いよく回していく。
パンヤが叫ぶ。
「面舵いっぱいなんだにゃ!」
「分かっているよお!」
タップは舵を右へ最大限に切る。
〇
船が砂オオダイショウを引っ張り上げ、その姿が表に出る。全長が120メートルはありそうな図体であった。
パンヤは下からタップの緑色の防具を引っ張って訴える。
「とてもでかいんだにゃー」
「そんなこと、言わんでも分かる!」
パンヤはこのまま殺さずに生け捕りでいいかもしれないと考えるが、万が一町に持ち帰って暴れだしたら危ないと思うのだった。
「とどめを刺さないといけないんだにゃ」
タップは「そうだな」と呟く。
「どうする?」
タップがノハラとタウジに聞くと、ノハラが片手剣を取り出して「俺がやる」と言い出した。
砂から表に出てきた砂オオダイショウの首を狙って飛びつき、片手剣で引っ搔いた。
だがそれだけでは倒せそうもなく、何度も何度も首周りを切り刻む。
するとしばらくすると砂オオダイショウは死んだのか動かなくなった。
返り血で血まみれになったノハラは馬乗りになっていた砂オオダイショウから離れると「汚れ仕事だ」と呟いた。
パンヤは拍手をノハラに贈った。
「偉いんだにゃ!」




