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敗北!?厄災ブロストキング戦

厄災との激闘が始まり、約数時間が経過し、当たりにはゾンビの死骸と兵士の死体が転がり、

あちこちで血が流れている。一部兵士は感染者となり同法を襲い続け、

ついに部隊は再生困難な状態まで崩壊している。

支援部隊の攻撃も続いて入るものの、数に押され、街の中にもついに敵軍が侵入。

街の各地で火災が起き、一部兵力は町中の殲滅に回っている。

その様子をバイラズ帝国の最高幹部達が鑑賞していた。


~バイラズ帝国~

フローエル「パランディが陥落するのも時間の問題になってきたね。」

豪儼(ごうけん)「例の冒険者も出てきてはいたが結局こんなものか・・・。」

ファルン「で、ここを陥落させたら次はどうする?流石にゾンビ兵になった者達と

他の人達を一緒にするのは・・・。」

フローエル「蹂躙した後は避難した住民を傷をつけずに片っ端からとっ捕まえるようだから

問題ないってブラッドは言ってたよ。」

しかし、この状況に一人だけ少しだけ違和感を感じている男がいた。

ハグラ「お前達はこの作戦がこのまま成功すると思っているのか。」

フローエル「何よ、ブラッドの作戦に異論でも唱えるの?」

ハグラ「いや、そうではないが、例の異邦人が死んだという情報に少し違和感を覚えてな。」

豪儼(ごうけん)「何だ?またお前だけしか感じ取れない何かでも感じたのか?」

ハグラ「少なくとも、最低ランククラスの新人冒険者がグランドコングを倒した事実が

ある以上、今回も我々の予測を超えるなにかが起きるんじゃないかと思ってな。」

フローエル「大丈夫よ。そのためにブラッドの作った例の薬に加えて、私の魔法で

彼らを大幅に強化したんだから。万が一にでも予測を超える事なんてありえないよ。」

ハグラ「ふん、だと良いがな。」

フローエル「何よ、ハグラの奴・・・。」

豪儼(ごうけん)「まぁハグラは俺らと違って生きている次元が違うから、

何かわかっているのかもしれないがな。」

ハグラ「異邦人の佐藤雅一に、猫族のエララフェスタか・・・。」


~一方前線部隊、ラフェスタ側~

ドボルタイラント「フフフ・・・これでお前も、お前の仲間もおしまいだな。」

ラフェスタ「うっ・・・。(こんな所で・・・。)」

ドボルタイラント「死にな。」

ドボルタイラントがラフェスタにとどめを刺そうとする。

すると次の瞬間、

???「準備完了だ!行くぞ!」

???「いつでも!」

???「覇砕(はさい!)」

森の方向から突如としてラフェスタが撃ったやつと同じ技がドボルタイラントを狙う。

ドボルタイラント「!?」

ドボルタイラントは気づいてすぐに避けるが、その技をくらい右肩右腕を失ってしまう。

ドボルタイラント「(な、なんだ!?俺の右肩と、右腕が・・・消えただとっ!?)」

ドボルタイラント「っち・・・誰だ、森の中に隠れているクソ野郎が!姿を現せ!」

すると二人の人物が姿を表し、ラフェスタの前に立ちふさがる。

ドボルタイラント「お、お前ら・・・。」

ドボルタイラントの呼びかけに応じるかのように二人の人物が森から姿を表し、

ラフェスタの前に立ちふさがる。その光景にドボルタイラントは驚く。

ドボルタイラント「ありえないっ、なぜお前達が生きてやがる!お前達はさっき

死んだと報告をっ・・・。」

???「まさか、本当にあのスキルが有効だとは思わなかった。助かったよ。」

???「例には及ばないよ。とっさに思いついた策だったけど成功して良かった。」

ラフェスタ「(う・・・この声・・・聞き覚えが・・・。」

ラフェスタは聞き慣れた声を聞いて霞む目を開ける。

ドボルタイラント「もう一度聞くぞ!佐藤雅一、アルメスレイラ!

なぜお前達がここにいるんだ!」

ラフェスタ「(雅一とレイラ!?い、生きてたの!?)」

雅一「単純な事だよ。レイラのスキル【ラバット・デコイ】で作った偽物だ。」

ドボルタイラント「に、偽物だとっ!?」

レイラ「爆破が起きた後、ゾンビ兵がいつの間にか回り込んでたから森まで退避したけど、

そこで思いついたの、視界の悪い森の中なら偽物を紛れさせてもバレないんじゃないかと

思ってね。それで途中でスキルを使って偽物と入れ替わったの。」

レイラ「あなたのゾンビ兵はまんまとその偽物に引っかかり、偽物が動かなくなった所を見て

あなたに報告したってわけ。」

レイラ「いくらあんた自身に知性があったとしても確認したのはただのゾンビ兵。

本物と偽物を区別出来るほどの能力なんてないでしょ。」

雅一「それと本当ならさっきの一撃で余裕ぶちかましてるお前を消し炭にする予定だったけど、

どうやら外したみたいだなぁ。」

レイラ「でも、まさか魔力ポーションがぶ飲みしながら撃つとは思わなかったけど。」

ドボルタイラント「ぐぬぬ・・・。貴様らぁ・・・。」


ラフェスタ「まさ・・・かず・・・。」

雅一とレイラはラフェスタに寄り添い、声をかける。

雅一「すまん、遅くなった・・・。もう少し早く来ていれば。」

ラフェスタ「でもっ・・・生きてて・・・良かった・・・。」

雅一「あぁ、ゆっくりと休め。後は俺達に任せろ・・・。」

ラフェスタは安心したように目を閉じる。

レイラ「ラフェスタ・・・。」

雅一「大丈夫。死んではいないよ。ただ、気を失っただけみたいだ。」

雅一は剣を抜き臨戦態勢を取り始める。

雅一「レイラ!ラフェスタをできるだけ安全な所に移動して回復を!」

レイラ「雅一は?」

雅一「俺は奴を殺る。それと、親玉の相手頼めるか?」

レイラは少し考えたがすぐに決断をする。

レイラ「もちろん!任せて!」

そういうとレイラはラフェスタを抱えて、その場を離れ、ラフェスタを安全な所に連れて行った。

ドボルタイラント「ぬぬぬ・・・。」

ドボルタイラント「ふんっ!」

ドボルタイラントの欠損した右腕と右肩が再び再生する。

雅一「なるほど、確かにお前はコングの時よりも厄介そうだな。」

ドボルタイラント「ふふふ・・・。」

ドボルタイラント「ハッハッハ!」

ドボルタイラントは高笑いする。

ドボルタイラント「まさか、これで厄災を止められるとでも思ったのか?」

ドボルタイラント「すでに貴様の仲間はお前とレイラ以外全滅、他の部隊も壊滅。

一部戦力はすでに街の中まで進行している。」

ドボルタイラント「S級が居ない現状で一体どこに勝機があると思っている?」

雅一「そうだね。災害に対抗できるのはS級だけって冒険者になる前に教えられたよ。」

雅一「だけど・・・。」

雅一「目の前で仲間が命を張って戦っているんだ。俺の仲間だけじゃない、

この国を守ろうとしている人は大勢いる。早く平和な日常を取り戻したいと思っている人々もいる。」

雅一「そういう人達がいることを知っていて逃げ出しでもしたら、俺は二度とあいつらに

顔向けができなくなる!」

ドボルタイラント「へっ、何を言うかと思えば、こんな時でもヒーロー気取りになって

いい顔を作りたいんだな。」

雅一「作りたいとか、そんなんじゃないよ。」

雅一「ただ、目の前に倒さないと行けない敵がいるから戦う。ただそれだけだ!」

ドボルタイラント「へぇ、随分と威勢がいい。あの猫族の小娘もそうだった。」

ドボルタイラント「だが、どんなに立派な精神があろうとも、威勢を張っても、

結局の所、それはただの夢物語にすぎない。」

ドボルタイラント「力のない弱者が調子に乗るな!」

雅一「お前は俺がここで倒す!ドボルタイラント!」

雅一は剣を構える。

ドボルタイラント「そこまで死にたいのなら望み通りにしてやるよ。」

雅一「行くぞ!!」

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