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雅一の考える作戦

雅一はペンを用意し、作戦ボードに記しをつけ始めた。


~作戦内容の説明~

雅一「まず、この大渓谷。この谷間に大量の爆薬を仕掛けて、渓谷ごと吹き飛ばす。」

雅一「地面だけじゃなく、岩壁にも入れることで爆発と落石。両方で倒すことができる。」

雅一「更に落石の影響障害物が増えることで、弾幕攻撃をより集中させることが可能となる。」


雅一の作戦を聞いていた兵士から疑問の声があがる。

兵士「だが、ただの爆薬ではそこまでの事はできない。」

兵士「そうだな。しかもたとえ爆薬を仕掛けられても、そこまでの導火線はどうする?」

兵士からの疑問にも丁寧に雅一は答えていく。


雅一「使うのは通常の火薬ではなく、発破鉱石(ブルンド鉱石)。

この街には至る所に大量に箱積みされてたからそれを使う。」

レッド「雅一。お前ブルンド鉱石の事調べたのか?」

雅一「まぁ、一応ね。デリケートな鉱石で、少しの衝撃でも爆発するこの鉱石使えば

この作戦はできると思う。」


ライド司令官「確かに、ブルンド鉱石は爆発の威力も高い。それに地面に埋めなくとも、

その辺に転がしておくだけでも十分な威力が発揮される。」

雅一「そうゆうこと。時間的都合を考えると、中身を開けずにそのままおいておく。」

雅一「輸送には軍事用、民間用の輸送車を見つけたからそれを使う。」

雷閑「確かに、これなら一度に大量の鉱石を運べますね。」


雅一は次に別の罠を仕掛ける案も続けて説明し始めた。

雅一「ただ、これだけじゃなく、渓谷の入口付近にトラップ魔法を広範囲に設置。」

雅一「可能な限り、この鉱石トラップとトラップ魔法で敵を倒す。」

雅一「トラップ魔法には爆発するものと動きを止めるものの2種類を使用して、

動きを封じた所に第1部隊と第2部隊が迎撃。」


雅一「それで出た取りこぼしは既存の地雷と砲撃、弓矢、

遠距離魔法の弾幕の嵐で対応し、その弾幕を超えた敵を第3、第4部隊が対応。」


雅一「更に後方には第5、第6部隊を配備し、防衛できる範囲を広くカバーする。」

雅一「これが私の考えた作戦になります。」

~作戦説明終了~


終了した後、すぐに司令官は雅一の案を採用した。

ライド司令官「素晴らしい。わかった、この案で行こう。」

ライド司令官「この作戦を全軍に伝えよ!街中にある鉱石をかき集めるのだ!」

兵士達「了解!」

司令官の指示で兵士達はすぐに行動を開始し始めた。


作戦会議は終了し、雅一達も持ち場へと移動していた。


~作戦終了後~

レッド「雅一すごいな。あの場でよくあんな作戦を思いつくとは。」

雅一「いや、大したことじゃないよ。この地形を見て思いついた咄嗟の作戦だし。」

ラフェスタ「雅一って元軍の兵士だったりしたの?」

雅一「んなわけあるか・・・。」

雅一「(本当は元の世界でやってたゲームの戦略だし。)」


雅一達が前線に出ると、すでに鉱石の積み下ろしが始まっていた。

雅一「もうこんなに積まれてるのか・・・。」

レッド「俺達も手伝おう。」

雅一達も手伝い、鉱石の輸送は想定よりも早いペースで進んでいった。


ライド司令官「お前達、各部隊の配置につけ!」

司令官の一言で全員が各部隊へと移動を開始し始めた。


雅一「じゃあ、俺は最後に調整してくるよ。」

レッド「気をつけろよ。」

雅一「わかってる。」

すると、レイラが手をあげた。

レイラ「私も動向する。一人だけだと大変だと思うから。」

雅一「わかった。レイラ護衛は任せたよ。」

レイラ「任せて。」

そうゆうと最後の輸送車が走り出し、設置場所へと向かっていった。


レッド「さてと・・・準備は良いか?」

ラフェスタ「いつでも大丈夫だよ。」

雷閑「後は、うまく雅一達が戻ってくれば良いんだが・・・。」

すると第1部隊の隊長がレッド達に挨拶をしにやってきた。


第1部隊隊長「あなた達が今回の作戦を経てたのか?」

レッド「お、第1部隊の隊長さん。」

第1部隊隊長「紹介が遅れた。俺はメサル。第1部隊隊長だ。」

レッド「よろしく。さっきの質問の答えは正確にはNOだな。」

ラフェスタ「私達の仲間雅一が考えてくれたんだよ。」

メサル「雅一ってあの異邦人の?」

レッド「あぁ、さて、俺達もいつでも戦える準備を済ませようか。」

レッド達はその後、戦いの最終調整を行い始めた。


一方雅一もブルンド鉱石トラップの最終調整を進めていた。


~大渓谷 ブルンド鉱石トラップ設置地~

兵士「これで最後の箱だ。」

レイラ「よし、雅一。これで全部運び終わったよ。」

雅一「あぁ、わかった。」

兵士「しかし、ゴミ同然に捨てられてたブルンド鉱石がこんな形で役立つとはね。」

レイラ「雅一はこの街に来て、色々調べてたからね。」

レイラ「その中でこのブルンド鉱石に目をつけたんじゃないかな。」


雅一「なぁ、最後の最終確認をするために、両サイドの崖の方見てきてくれないか?」

レイラ「えぇ、わかったわ。」

雅一、レイラ、兵士の3人は最終確認の為にトラップの位置を確認し始めた。

最終確認は思ったよりもすぐに終わり、問題ないことが伝えられる。


雅一「了解。それじゃあ・・・。」

雅一は閃光弾を放ち、前線部隊に最終確認が終わったことを伝える。


~前線部隊~

兵士「見えました。閃光弾です。」

ライド司令官「最終確認が終わったという事だな。」

ライド司令官「よし、すぐにその場から撤退させろ。」

兵士「了解!」


~雅一サイド~

雅一とレイラと兵士は再び合流し、退去の準備を進めていた。

兵士「二人とも、早く乗りなさい。」

レイラ「雅一。早く撤退するよ。」

雅一「あぁ、わかった。」

レイラと雅一は輸送車に乗り込もうとした次の瞬間。突然小石が小刻みに揺れ始めた。

雅一「ん?地震か?」


すると次の瞬間、無数の鳥達が渓谷の方から慌ただしく上空を飛んでいく様子を目撃する。

兵士「な、なんだ!?」


~前線部隊~

兵士「鳥の群れ!?」

ライド司令官「これは・・・まさか・・・。」


~雅一サイド~

雅一達は渓谷の奥を振り返る。するとそこには砂埃が立ち込めており、

奥からは魔物の雄叫びが聞こえ始めてきたのだ。


雅一「こ・・・これはっ!」

雅一は急いで輸送車へ乗り込む。

雅一「兵士さん!早く出して!」

兵士「わ、わかった!!」

兵士は急いで輸送車を発信させた。そして雅一は車内で司令部へと連絡を入れていた。

雅一「もしもし!こちら佐藤雅一!」

ライド司令官「こちらライド司令官。状況は?」

雅一「トラップの設置はすべて完了しました。ですけど、敵がもうそこまで迫ってきてます!」

ライド司令官「今すぐその場を離れろ!ブルンド鉱石の大爆発に巻き込まれたら

ひとたまりもないぞ!」

ライド司令官「すぐにこちらも迎撃の準備を行う。お前達はできる限り

射程圏から離れてくれ!」

雅一「りょ、了解!」

雅一達は急いで距離を離していく。すると後方を見たレイラが敵の数を見て絶句する。


レイラ「雅一・・・。あれって・・・。」

雅一「な、なんだあの数は!?」

雅一とレイラは見たこともない数のアンデットの大軍勢が全力疾走でやってくる事を

目視で確認する。

雅一「兵士さん!もっとスピードあげて!」

兵士「わ、わかってる!」

兵士は輸送車のスピードをあげ、迫ってくる敵の大軍勢から全力で逃げ始めた。

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