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『精霊の舎(いえ)』  作者: 弘せりえ
44/55

精霊の舎-44

 それから人の世では、

もう数えきれないくらいの

年月が過ぎた。

 これは夢なのだろうか、と

マギは思う。

 あの祭りの夜、川に身を投げて

以来、自分は本当にずっとこの

川にいたのだろうか。

しかも、こんな姿になって。


そうは思えなかった。

マギは夢の中で、ある時代時代を

ワープしているのだと思った。

そして、これは比較的前世に近い

過去生のような気がする。

もちろん、過去に人間以外の姿で

生まれ変わっていたとすればの話だが。


 マギは、あれからもう千回以上も

続いている祭りに、その年も姿を現した。

 川面で水と戯れる自分の姿はまさに

異形であったが、この川で、龍神を

待つには、この姿でいるよりほかに

なかった。


 その年もまた、次の年も、

これまでずっと続けてきた年と

同じように、マギは龍神の心を

つかめないままでいた。

そして、ある時、そんな彼女を

見守っている一人の青年の姿に

気づいた。


             続


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