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『精霊の舎(いえ)』  作者: 弘せりえ
42/55

精霊の舎-42

 若い男に姿を変えたカイは、

なぜ今までマギとの関わりを

持たなかったのか不思議に思った。

しかし、それは、カイの方の

思惑ではない。

すべては、マギの創作のため、

二人は前世で結ばれなかったのだ。

 

 カイは両手を広げ、美しいマギを

抱きしめた。

心の中に広がる安堵感と、湧き上がる

情熱。精霊の自分にまだこんな感情が

存在するのが不思議だった。


 二人は遠い昔のように愛し合った。

いにしえから続いてきたにも関わらず

前世でだけは確かめることができなかった

互いの肌の温もりを求め合った。


 気が付いた時、二人はエメラルド・グリーンの

泉の中で身を寄せあっていた。

 カイはしらばく思い出せずにいたマギという

魂の存在をすっかり思い出し、泉の中で

うっとりとその体を抱きしめた。

 マギはずっと知っていた、その肌を

時を経て、今やっと手に入れたことに

至福の喜びを感じていた。


 二つの魂が幸せの絶頂にあったその時、

世界が炸裂した。

  

               続



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