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『精霊の舎(いえ)』  作者: 弘せりえ
40/55

精霊の舎-40

 マギの心の中に潜り込んだ

ガイヤは、そこが限りなく続く

緑と、美しい花々に満ち溢れて

いることがわかった。

そして人の魂が描く世界にこれほど

穏やかな光景があることに改めて

驚いた。

そして、その心には今、まさに

ホンナが存在していた。

それは、マギの庭を覆う草木であり、

一輪の白ユリでもあり、森を抜ける

優しい風でもあった。

 しかし、また、かなりの部分に

カイの姿が残っていることも確かだった。

そこの湧く、緑に輝く泉の自分の姿が

映った瞬間、ガイヤは、マギの庭に

佇んでいるのに気づいた。


 ガイヤはしばらく、マギの美しい

庭をさまよった。

ここは、彼女の心を映し出した場所なのだろう、

色とりどりの花が咲き乱れる丘、

大きな樹々が茂る森、桃や葡萄がたわわに

実る果実園、青々と野菜の育つ畑。

そしてエメラルド・グリーンに輝く

温かい泉。


 どのくらい歩いただろう。

疲れるどころか、すっかり心洗われた

ガイヤは、美しいソプラノを耳にした。


              続




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