表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

42/57

第42話 檻の中3

薄暗い地下牢。冷たい沈黙を破ったのは、通路を挟んだ向かい側の檻にいる男が口を開く


「お前らもガルドラに捕まっちまったのか…もう諦めろ、お前ら…もし処刑されなかったとしても、ここで一生牢屋生活だ…」


「逆にお前はなんで捕まっちまったんだ?」


カイトが不思議そうに聞く


「ふっ!俺は金が必要だったんだ…行かなきゃいけないところがあるからな…でも別の大陸にあるからな

別の大陸に行くには金がかかる…そしてこのビルから金を盗もうとして捕まり、この有様だ…」


「…あんたは行かなきゃいけないところに、行きたくないのか?」


ジンが口を開く


「はあ?」


呆れた様子の男


「話聞いてなかったのか?行きたいからバレて捕まったんだろうが!行きたいに決まってるだろ?」


当たり前の事を言うように男が言う


「じゃあ!なんでここから出ようとしない?」


ジンの言葉にキレる男


「抜け出せれるならもうとっくに抜け出してんだよ!

死んじまったらどうする?!行くどころの話じゃなくなる!」


それに反論するように口を開くジン


「でもここからこのままでいいのかよ、ここで一生牢屋生活か、それとも俺らとガルドラ倒してワンチャン脱獄! 賭ける価値はあるんじゃねえのか?」


ニカっと笑って見せるジン 

それを聞いた男の心が揺さぶられる


「かっ勝手にしろ!俺は寝るぞ!」


逃げるようにしてベッドに横になり寝始める男


「全く…男なら感情見せろってんだ!」


カイトが少し呆れたような口調と顔で男の方を見る


「まあいいじゃねえか、それよりも早くここから出ないとな…」


ジンとカイトが辺りを見回して檻から脱獄する方法を模索していると…


「ガリガリ!」


ジン達が男と話している時と構いなしに檻を噛んでいたスバルから声が上がる


「おい!見てくれよ!鉄格子の一つの棒が取れたぞ!」


なんとスバルの驚異的な噛む力で噛みまくったことで、一つの鉄の鉄格子の棒を一つ壊すことに成功したのだ!


「ああ!すげえな!」


「感嘆するように叫ぶカイト


「これを続ければ出れるんじゃないか!?」


ジンも嬉しそうに喜んだ声で言う


「よし任せろ!」


また鉄格子を噛むのを再開するスバル


「まあ、脱出するのはスバルに任せて俺らは寝て体力つけとくか…」


カイトがベットに寝そべりながら言う


「そうだな、戦御嶽に元気にしとかなきゃいかないしな」


カイトの言葉を聞きジンもベッドに寝そべる

そして、ジンが寝ようとして、目を瞑った瞬間…


「ぐーぐー!!」


カイトの方からどでかいイビキが響く

ジンはそのせいで全く眠れず流石にキレる


「寝んの早いし、うるっせーな!」


ジンのキレたツッコミが炸裂する


一数時間後一


ジンもカイトも寝ている中、まだ眠ることすらせず、スバルは鉄格子を噛んで、蹴ってを繰り返していた


そして…


「バキッ!」


鉄格子の棒が壊れて人が一人通れるくらいの穴ができたのだ


折れた鉄格子の隙間から外の通路を覗き込み、興奮を隠せない様子で大声を上げた


「おお!やった!やったぞー! カイト!ジン!

起きろ! 壊せたぞ!」


スバルが騒いだことで起きてしまうジンとカイト


「うーん、なんだ……?」


二人はまだ残る強烈な眠気に抗いながら、重い瞼を必死に押し上げ、眠そうな目をこすりながら起きるジンとカイト


「壊せたぞ!」目の前でへし折られた鉄格子の残骸を背にして、自信満々に言うスバル


それを聞いたカイトは、自分の目が信じられないといった様子で、驚くように言う


「ま、まっ、マジかよ……!」 


「よっと!」


スバルはすぐに、自分が壊してできた穴で脱出するスバル


彼は檻の外の冷たい通路へと這い出ると、振り返って檻の中に残された二人へと頼もしく声をかけた


「そこで待っとけよ! ジン! カイト! すぐに鍵奪ってくるからよ!」


その言葉が終わるか終わらないかのうちに、驚異的な脚力で通路の奥へと爆速で走っていくスバル


一その頃ビルのなかでは一


緊迫した地下牢の空気とは全く異なり、華やかな結婚式の招待客が次々と入っていった


きらびやかな衣装に身を包んだ者たちが、大きな扉をくぐり抜けていく


そして、煌びやかな照明が灯る結婚式会場で席につき、笑顔で会話を楽しんでいる富豪達。彼らは地下で起きている大騒動など、まだ知る由もなかった。


次は明日の18時ごろに投稿します!

下の【☆☆☆☆☆】から評価や、ブックマークをお願いします!執筆の励みになります!できるだけ押して欲しいです!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ