第四話 能力者と非能力者
「貴様は確かカイト・ロウか?」
敵の男がカイトに聞く
「よく知ってるな俺の名前 まずは俺の質問に答えて欲しいんだかな」
「確かにそうだ 俺はボラ ここ最近暴れていると噂の野郎は貴様だったか」
「ああ金がないんでね時々指名手配で金になるやつを警察に届けて食ってるからな」
「もう意味のない問答は終わりにしよう」
「確かにそうだじゃあやりあうか!」
どちらも向かっていって拳を交える
ボラが獰猛な笑みを浮かべ、カイトの懐へと飛び込んできた。
無造作に放たれたように見えるボラの大振りの右拳。だが、そこには風が唸りを上げるほどの圧倒的な質量が乗っている。
カイトは冷静にその軌道を見極め、上半身をわずかに後ろへそらして拳を回避した。
直後、ボラの拳が通り過ぎた風圧で、カイトの髪が大きく揺れる。
ボラは攻撃がかわされると知るや否や、すかさず左の裏拳をカイトの顎へと跳ね上げた。
避けれないと踏んだカイトはその裏拳に額に力を入れて頭突きする
ボラの追撃は止まらない。
強靭な足腰から繰り出される容赦のない前蹴りが、カイトの腹部を狙って突き出される。
カイトはバックステップで間合いを外すと同時に、自身の左足でボラの蹴り足を下から軽く弾き、相手の体勢をわずかに崩した。
着地したボラは数歩たたらを踏すぐに体勢を立て直す
それを見たカイトが笑う
「いい動きするじゃねえか!ボラ!」
「黙れ!調子に乗るなよ!」
何かに気づくカイト
「お前もしや能力者じゃないな?」
カイトが尋ねる
「ああそうだ悪いか?」
「そうかじゃあ見せてやるよ能力ってもんを!」
一方その頃スバルは…
その頃スバルと謎の男は睨み合っていた
「名はなんだ?」
口を開く謎の男
「スバルだ!」
「スバルか…俺の名前はラウドだ 早速だが俺の下につかないか?」
「はあ?そんなこと俺がやると思うか?」
呆れるように言うスバル しかしそれを無視して話をするラウド
「この村に来たのは6年前だ俺はこの村を支配し発展させるそして気付いたんだ何が不要か」
ニヤッと笑うラウド
「そのためにはジジババなんかいらねえそう思わねーかスバル」
「…何が言いたい…」
少しキレ気味のスバル
「決まってんだろう、スバル あんな動けねえ、生産性ゼロの年寄りどもをいつまで生かしておくつもりだ? 飯を食わせるだけで精一杯の粗大ゴミだぞ ジジババはこれからの俺たちの労働力にもならんし、薬だの何だのと無駄に金がかかるだけだ。 あいつらを効率よく処分して、もっと若くて使える奴らだけを奴隷として囲えば、この村の利益は全部俺たちのものになる。
しかし何かの脅威がないと従わん猿どももいる
そこでお前のような強者を探していた! お前の兵士との戦い見ていたぞ? 素晴らしい力だ! その力を猿どもに見せつければ奴らは従わざるおえない そうすれば完璧に支配した村を作れる! どうだ? 合理的で素晴らしい提案だろ?」
「お前…本気で言ってんのか!」
拳を握りしめるスバル
「お前をぶっ飛ばす!」
ラウドに飛びかかるスバル
スバルが地を蹴り、一瞬でラウドとの間合いを詰めた。
風を切り裂くような鋭い右ストレートが、ラウドの顔面へと肉薄する。
だが、ラウドは不敵な笑みを崩さない。紙一重で首をひねってそれをかわすと、カウンターの左フックをスバルの脇腹へと叩き込んだ。
しかしそれを見極め避けるスバル
そしてすぐさま右の回し蹴りで反撃に出る。
ラウドは分厚い両腕を交差させてその蹴りを受け止めるが、凄まじい脚力に数歩後ろへ引きずられた。
ラウドは体勢を立て直し、今度は自ら猛然と突進する。 重戦車のような突進から繰り出される大振りの拳が、容赦なくスバルを襲う。
スバルはステップを踏んでラウドの連撃を左右によける時にその強烈な拳を己の掌で受け流した。火花が散るかのような、目まぐるしい拳と拳の応酬。
「ははっ、いいぜ! もっと楽しませろよ!」
「戦うのは大好きだ…だけどな お前みたいのがおれのいっちばん嫌いなタイプだ!」
強烈な拳をラウドの腹に決め込み 防御するが後ろへ下がらさられるラウド
肉体と肉体が激突する風圧が、周囲の草木を激しく揺らす。 互いに一歩も譲らぬ、息詰まるような肉弾戦。
「お前の攻撃は見切った 次の攻撃で終わらしてやる!」
この世界について
初期情報
指名手配とは
この世界の通貨はベルという通貨で統一されている。そして危険数値が犯罪者には設定されている
その基準は住民や一般市民にどれだけの危害が及ぶかである
指名手配書は世界中に配られる
1万ベル~99万ベルまでは数字で表されるが
100万ベルからランク付けされた記号で表す
ブロンズ星一個 100万ベル
シルバー星一個 1000万ベル
ゴールド星一個 1億ベル
ダイヤモンド星一個 10億ベル
その頃カイトは
「その頃...貴様能力者か?」
「ああお前が知らねぇ技見せてやる!」
掌印を結ぶカイト すると風が起きる
ボラの心の声
(なんだ?ここは屋内だぞ?なんで風が)
「喰らえ!風牙!」
すると指先から牙のように見える風が起こる
「なっ!」
避けるボラ
「終わらねーぞ!疾風新!」
鋭い風が一つの斬撃のようになってボラに当たり血を流す
「まっまだだ!まだ戦える!この村を支配してラウド様の国にする!」
「まだそんなこと言ってんのかこれで終わりだ!」支配ってもんはよ支配されるもんも支配する方も不自由なもんだぜ?拳に風が集まっていく 「疾風拳!」
壁まで吹っ飛ばされるボラ
「グハッ!」
気絶するボラ
「ふう終わったなそっちはどうだ?スバル…」
その頃スバルは
「次の攻撃で終わらしてやるだと? 舐めやがって」
「舐めてねえし 本気だ!」
スバルは怒りに燃える瞳でラウドを睨み据えた。
ラウドは分厚い両腕を顔の前に掲げ、隙のない強固なボクシングスタイル(ガード)を固めている
狙いはラウドの顔面。目にも留まらぬ速さで、鋭い左ジャブを三連打で放った
ドカ、ドカ、ドカァン!と重い衝撃音が響く。
ラウドはその強烈な突きを両腕で辛うじてブロックした しかし意識が上に向いたのを見逃さなかったスバル
スバルは深く沈み込むようにステップインし、ラウドの死角となる右脇腹へ、抉り込むようなローキックを叩き込んだ。
「クバッ!…」
予期せぬ下段への一撃に、ラウドの巨体がわずかに前傾し、固めていた両腕のガードがガクリと下がる
一瞬、ラウドの顔面が完全に無防備に晒された。
スバルはその刹那の好機を逃さない。
軸足を深く踏み込み、全身のひねりを右拳へと爆発的に伝える
「まっまずい!」
それにラウドは気づくが遅かった
拳に力を込めるスバル
「銃拳!」
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