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59 名探偵金田百1
金田百氏は卓越した推理力を持つ探偵です。
警察とも深い交流があり、怪事件や難事件が発生するたび、知り合いの署長から捜査協力を頼まれるほどでした。
この日。
金田百は怪事件の捜査を依頼され、とある村を訪れていました。
その事件。
村長の説明によれば……。
某村人の畑の大根が一晩のうちにすべて盗まれ、畑には葉っぱ一枚残っていなかったというものでした。
村長は金田百を事件現場に案内しました。
そこには広々とした畑がありました。
「みなが言うには、隣村の者のしわざではないかと」
「それは噂にすぎないのでは?」
金田百が首をかしげます。
「金田百さん、どうしてそれが?」
「見てのとおり、根も葉もないことなので」




