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第2の使徒

あー、色々ともやもやします

話的には中盤に入るくらいですが、今後、え?今更?って思われる展開になるかもしれません、思い付きで書き始めた弊害がここにきて出はじめましたね


実はキャラ設定とかもまったく決めてなかったテヘペロ☆(ゝω・)v





 「町中じゃぁ、あの人の目があって動けなかったが外に出ちまえば関係ねぇ、安心しろよお前らを始末したら女共はこっちで面倒見てやるし、お前らの死体は死の国へ捨ててやるよ、もしかしたらアンデッドになって復活できるかもな?そしたら復讐しにきてもいいぜ?その時は相手してやるからよぉ!」



 ガハハハハ!!と笑うガルバ、いつでもこいやぁ!と喚くガルバの仲間達だが鑑定してみてもガルバより弱いのでやはりおれ達の相手ではなさそうだ


 シュキとコッキとおれでさくっと終わらせよう、念のためガルバの相手はおれがする、ギルド長と約束したからね、ガルバは生かして帰すって、他?他はーどうしようか、他のは約束してないけど、生かして帰さないとダメなんだろうな・・・・・・



 「ガルバの相手はおれがする、シュキとコッキは他を頼む、殺すなよ?シャッテンは念のためリオナを守ってくれ、リオナは待機な?」


 「・・・・・・了解です」


 「お任せください」


 「我が主(マスター)のご命令とあらば」


 「はい、お待ちしております」



 若干1名程不服そうだ、主にコッキが、なんか不機嫌になる事でもあったか?


 

 「調子に乗るなよ餓鬼が!Aランク冒険者のこの、ガルバをお前みたいなひょろい奴が1人で相手するだと!?ぶっ殺してやる!!」



 元々そのつもりだろうに今更何言ってんだか・・・・・・手加減する以上武器は何があるかわからんな、拳闘術ってスキルもあるみたいだし、素手でやってみるか、ステータスに差がかなりあるし手加減すれば丁度いいだろ


 

 スキルに剣術しかなかったしガルバの武器は剣だろうと思ってたけど、予想通りに剣だった、ただその剣が明らかに毒を与えてきそうな液体が刃についていた、斬られてもダメだし液体がかかるのも不味そうだな、おれの恰好だと顔しか肌が出てないけど・・・・・・毒なんかの状態異常を与えて戦うのがガルバの戦法なのだろうか、毒以外にも何か持ってそうだな



 「おら!!くたばりやがれ!!」



 ガルバは突進しながら剣を斜め下から斬り上げてきた、斬れればいいし上手くやれば毒の液体が顔にかかればラッキー程度の様子見かな?えらく剣速が遅いがこれが本気って事はないはずだ


 液体がかかるのも服につくのも嫌なので軽く風魔法で液体を防御して剣を躱すついでにガルバに少し力を込めたパンチを鳩尾にお見舞いしてみる、個人的にはポコッくらいの可愛らしい牽制のつもりだったのだが・・・・・・



 ガスッ!!



 「・・・・・・う、うそ、だろ」



 そう言ってガルバは気絶してしまった・・・・・・



 「は?嘘だろ?お終い?まじで?」


 「て、てめぇ!!よくもガルバのアニキを!!」



 ガルバの仲間の弓使いがそう言っておれに矢を放ってきた、矢を見る限りどうもこれにも毒が塗ってあるようだが、躱せない速度ではないので軽く躱すがこれが間違いだった、おれが躱した先にいるのはヴァニスでヴァニスはただの馬で防ぐ手段なんかは持っていない


 それに気付いて矢を手で掴もうとしたが遅かった、魔法で矢を落としてもよかったし、氷魔法でも土魔法でもヴァニスの前に壁でも作ればよかったのに、咄嗟の事でそこまで考えが至らなかった


 いや、すぐに終わると考えて馬車を背にしていたのがそもそもの間違いか・・・・・・、矢はヴァニスに命中し塗ってあった毒も強力な毒だったのだろう、仮にもAランクの冒険者の仲間だ相手をする魔物だって強いはず、毒もそれに見合った威力なのだろう


 矢が命中した時は暴れる事なく大人しかったヴァニスだが暴れる余裕すらなかったのかもしれない、即効性の強力な毒だったのかその場に崩れるように倒れてしまった


 それに釣られて馬車も倒れるかと思ったが馬車の中にいたシャッテンがリオナを守るためか土魔法で馬車を倒れないよう支えて、馬車とヴァニスを繋いでいた部分を破壊し馬車が倒れないよう施していた


 

 「くそ!!シュキ!コッキ!そいつら全員気絶させろ!!」


 「「は、はい!!」」



 正直殺した方が手っ取り早いのだがギルド長との約束もあるし、なによりあの時の、人間と魔物を同じと言った時の感覚、言葉にするならば憎しみの感情と言った方がいいのか、とても、とても暗い感情だった、自分の油断が招いた事で一時の感情にまかせて行動してしまうとその暗い感情に飲み込まれてしまいそうで怖い・・・・・・なによりそうなったら2度と元に戻れない気がする


 ・・・・・・考えるのは後にしよう、ヴァニスはまだ息があるだろうか、ダメもとでも回復魔法を使ってみよう、まずは毒の解除からか?



 「異常回復(リカバリー)、それと、治癒(ヒール)



 どうだろうか、ヴァニスを鑑定してみるか




 ヴァニス 種族 馬


 HP 0/320


 STR 220

 VIT 150

 DEX 160

 AGI 155

 SPD 250

 INT 120

 MND 150 




 あぁ、うん、ダメみたいだな、普通の動物だと鑑定するとこんな感じなのね・・・・・・うーん、あんまり増やしたくはないんだけど、使徒化使ってみるか?もう死んでるから出来るかわかんないけど、やってみるか



 スキル使用、使徒化!!



 スキル使用を念じながらヴァニスの血を吸うとリオナの時とは違う事が起こった



 ⦅使徒の制約を決めてください⦆



 制約は今回も無しだ!



 ⦅使徒の制約は無しで決定されました、使徒化を終了します⦆



 ここまではリオナと同様だがここからが違った、ヴァニスの体が突然闇に飲まれたかと思うとその闇は空中で球体になり、しばらくするとその球体の中から真っ白な馬、白馬が姿を現した


 意味がわからん・・・・・・ヴァニスはよくいる馬と同じブラウン系の体色だったはずだ、ならこの白馬は別物か?そう思い鑑定してみたら



 ヴァニス 種族 ヴァンパイア・チャージャー


 Lv 1


 HP 850/850 MP 650/650



 STR 820

 VIT 950

 DEX 860

 AGI 755

 SPD 1020

 INT 720

 MND 800


 特殊スキル


 吸血竜公の使徒 太陽の加護



 所持スキル

 

 突撃Lv4 踏み潰しLv4 噛み砕くLv4

 頑強Lv6 疾風Lv6 怪力Lv6



 耐性スキル

 状態異常耐性Lv7 物理耐性Lv8




 別物っつーか、別の生き物になっていた、ヴァンパイア・チャージャーってなんだ?チャージャーって充電?あーいや、確か軍馬とかの意味もあったっけ?なら吸血軍馬?なにそれ、所持スキルもなんか物理的すぎる気もするんだが


 予想外の状況に考え込んでいると深紅の瞳をしたヴァニスがおれの顔に心配そうに頬ずりをしだしたのでヴァニスの顔を大丈夫だという意味を込めて撫で返した



 「シゼル様、こちらは終わりましたが、その馬は・・・・・・」


 「あぁ、間に合わなかったからダメ元で使徒化を使ってみたんだが、こうなった」


 「そう、ですか、シゼル様らしいですね」



 ちょいとシュキちゃん、それはどういう意味だ?



 「なんというか、身内にはとことん甘い、と言いますか、ですがお気を付けください、あまり使徒を増やされますと気付く者は気付いてしまいます」



 だね、鑑定スキルを持っていればリオナとヴァニスが使徒だって事もヴァンパイアだって事もわかってしまう、そうなると元のヴァンパイアであるおれの事もバレてしまう、教皇さんは聖都にいるからいいとして旅をしている勇者には見つかりたくはない、魔王を倒すために旅をしているなら魔族であるおれも狙われる可能性がある、勇者とかの他にも鑑定スキルを持ってそうなのはラーナと同じ存在だろうけど、それ以外にももしかしたらいるかもしれない


 軽はずみな行動を避けるためにも人間の町とかには近づかない方がいいかもしれない・・・・・・しばらくは死の国にでレベル上げをしよう、どれくらい居るかはわからんが食料が足りなければちょっと外に出て魔物を狩ればいいだろうし、レベルがある程度上がれば人間の町には近づかずに旅をし続けるのもありかな?死の国に勇者が来ないとも言えないからそんなに長居はしたくない



 「あの~シゼル様?こいつらどうします?」



 考え込んでいしまっていて、ガルバ達をどうするか決めてなかったな、生かして帰すのは決まってるんだが送り届けるつもりはない



 「ガルバ以外は縄で縛って放置だ、全員縛ると帰る事が出来ないだろうしな、あと悪いが魔物避けの香草も少し使っておいてくれ」


 「畏まりました、香草もまだ余裕がありますし問題ありません、それに探せばこの辺にもありそうなので後で探してみます」


 「そうか、頼む、シャッテンもリオナを守ってくれてありがとな」


 「いえ、それがご命令でしたので」


 「私は今回何もできなかったので申し訳ないです」


 「それは気にするな、戦闘にまだ慣れてないんだ、死の国へ行く途中に魔物がいれば慣れるためにもリオナにも戦闘してもらうつもりだから」


 「はい、頑張らせていただきます」


 「無理しない程度にな」



 コッキとシュキが冒険者連中を縛り終える間におれは贋作作成で馬車とヴァニスを繋いでいた部分をシャッテンが壊した部分を使って作成し、ヴァニスに再度装着していた


 贋作作成ってこんなのも作れるのか、アクセサリー扱いなのか?



 連中を縛り終え、出発してから気付いたんだけど、なんだかヴァニスが馬車を前よりも軽々引いている気がする・・・・・・ステータスが強化されたからか?





 けれど、これで後は死の国へ行ってレベル上げをするだけだ、そこでは面倒な事は起こらないはずだから安心だな、人間と関わるより魔物と戦ってる方が気楽でいいや




シゼル「死の国へ行けば気楽なレベル上げだ!!」

コッキ「そうだといいですね」

シュキ「そうなればどれほどいいか」

リオナ「勇者怖い・・・・・・」


亜里沙「美少女(*´Д`)ハァハァ」

千恵「イケメン(*´Д`)ハァハァ」



ヴァニスの特殊スキルに太陽の加護が抜けていたため追加しました

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