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頭の中の住人(仮)  作者: DGK


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9/11

9


俺と幼女は


車に乗っている。



疲れた。マジでしんどい。内容が想像しやすいからって自動車の整備士になんてなるんじゃなかった。まぁ、そう思って3年経ったわけだけど3年経っても何にも変わらん。特別愛着が湧くわけでも、車に興味が出るわけでもない。学んだことと言えば、世の中が俺が想像していたより、ずっとずっと狭くて小さいと言うことだけだ。まっ、自分からそんな環境に入ったんだ。文句言っても始まらないか。


そんな事を考えれば、幼女が俺の頭を撫でてくる。賢くて優しい子だ。おう、ありがとな。少し気が楽になった。


さて、そろそろ家に帰るか。何時までも駐車場で時間潰すのもアレだし。


時間は9時過ぎ。周囲を走行する車少数。まぁ、左車線でのんびり帰るとしようか。


……新人時代はそうじゃなかったが、平均帰宅時間が8時半になってどれだけ経ったか。世間一般のブラック企業に比べればマシなのは分かるが、決してホワイトではないのも知っている。言うなればグレー企業と言ったところか。どっちつかずの俺には丁度いい。


っと、今までは思っていたんだが……習い事に行きづらくなって彼これ3年経過。平日休みだからダチとも会いづらい。始めは気にならなかったが、最近になって無性に気になりだした。職場関係は良悪で言えば悪よりだし、会社全体空気悪いし客も変なの増えたし転職考えるかぁ。


幼女よ。お前は……うん、なでなでは嬉しいけど今はちょっと違うかな。俺としては相談に乗ってほしかったんだが……


いや、何でもねぇわ。コイツは俺が考えなきゃいけない話だからな。


よーし、帰ってさっさと寝よう!明日は休みだ!


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