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かくかくしかじか sideハゲロ

ヤンキーが猫を拾うとギャップ萌え?で優しく見えるようです。

なら埃まみれであるこの私もギャップ萌えが狙えるのでは!? ※ハウスダストの方は御遠慮下さい。

 あー、なんと言うか話が長くなりそうだから省略するわ。

 あの後俺は後輩、ニエに町を案内してもらった。雑貨屋やら行き付けの美味しい飯屋やら全然ゲームに関係ねぇだろそれっ!?

 

ふぁにきぃ~(アニキぃ~)ふぉわいぶ(ドライブ)ひおう(起動)ひまひた?(しました?)


 露天で買った食べ物を頬張りながら話すニエ。お行儀悪いことこの上ない。俺はそう思って頭を小突いた。


「口の中無くなってから言えよ……」


 泣き脅しの時は何を要求されるのか冷や冷やしたが、本当にただ町案内したかっただけなのか? 

 ニエは口の中の食べ物を飲み込むと、改めて言った。


「アニキっ! ドライブはもう起動したんっすか!?」


「してねーよ、つーか起動って何だよ?」 


「えーとっすねー……」


 ニエが言うにはドライブは自分の才能を延ばす物らしい。そして起動は不定期かつ突発的におきるらしい。才能ねぇ……俺にあるか? これまでの人生を振り返ってみる。 子ども時代は友達もいない孤独な日々で、就職してからは毎日クソみたいに働いて──


「才能じゃなくて長所と言い換えてもいいと思うっすよ!」


俺の長所か……


「きゃーーー!!? 誰か捕まえてドロボー!?」


「おっ、何やら騒ぎ見たいっすね~」


「……ニエこれ持っててくれ、確認したいことがある」


突発的、ならこの状況は最適だろ。俺は声のする方へ人混みを抜けながら走った。ニエは状況に着いていけず


「え……は? ちょ、ちょっとアニキぃ、いきなりどこ行くんすかぁ~!?」


「おらおら! どかねぇとこのガキがどうなってもしらねぇぞぉ!!?」


「くっ……! 卑劣なっ!?」


 犯人は子どもを人質に取り、剣をその子どもの首に掛ける。そのため衛兵たちも迂闊に手が出せない状態だクソ野郎がっ……!!?


「おい、そこどけ」


 自然と出た声は自分が思ってたより苛立ちを孕んだものだった。

 脳内で俺の人生が走馬灯の様に遡る。

 自由が欲しかった。周りの奴等に文句を言われても遣りたいことを遣れる自由が、子どもの頃に比べると、俺の人生はいつしか色んなものにがんじがらめにされていたみたいだクソッ。責任という鎖に縛り付けられ、身動きすら取れないクソみたいな日々だった。


「お前の人生も縛り付けてやるよクソ野郎」


『一定の行動値が蓄積されたためドライブを起動します』


行動値? なんだそれ? そんな疑問も湧く暇なく、俺は知りもしないはずのスキルの名前を口にしていた。


「縛り上げろ魂鎖縛(ソウルチェーン)


 その瞬間犯人の身体に鎖が巻き付く。鎖で拘束された犯人は身動き一つ取れない。


『コロセ』


あ?


『ミズカラヲシバルモノヲコロセ』


うるせーよクソが








≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡


その後その場にいた衛兵に御用となった。

 そして犯人を見送った後


「アニキぃ! アニキぃ! なんすかっ!? さっきのなんすかっ!?」


 興奮気味にピョンピョンとウサギの様に跳ねるニエ。さっきの光景が驚きだったか? ……後暑苦しいから抱き着くなっ! 


 あの時悲鳴を聞いた瞬間、何故か身体が自然と犯人を追っていた。


「あれが俺のドライブ(才能)ってことか……クソッ」


鎖って!? 何だよ鎖って!? クソ世間体悪りぃじゃねーかクソッ! 後変な感触が有ったしよ……クソッ


「凄いっすよアニキっ! 見直したっす!」


 キラキラした瞳、今度は本当に! 純粋に……まあ、この話はよそしとけ。あれだ、尊敬の眼差しってやつだ。だからっ!? 鬱陶しいから抱き着くなっ! ……クソッ!


※一部省略

バステト『この話いつまで続くのです?』


リン「ボクの出番まだかにゃー?」


ニエ「アニキっ! 猫耳っすよ! 猫耳!」


アニキ「次回も楽しみに待っててくれ」


ニエ「アニキがまともなこと言ってるっす……熱でもあるんす「失礼だなお前!?」


リン「乗っ取られたにゃん……(泣)」

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