リンの3分クッキング
脱線するネコ。あれ薬は?
「混ぜ混ぜ~♪ 混ぜ混ぜ~♪」
摩擦電々虫の体液100000本と交換した謎のアイテム、星屑の奇跡。天文学的値段が付くようなアイテムが今だけ増量中にゃん♪ そんなことを考えたながらボクは手持ちのポーションと配合していた。
「ドリンクバーで色んなジュースを混ぜてたのを思い出すにゃー」
大きな鍋に色んなポーションを適当にぶちk……適切な量を混ぜ込んで15分煮詰る。そしてこれが15分煮詰めた後の鍋。とどこからともなく現れるもう一つの鍋。
コトコトと良い色に変わってきたからここに星屑の奇跡を──
掛け『ちょっと待つのです!』
ちょうど良いところを邪魔されたにゃん……。ボクはおやつを取られた子どもの様に頬を膨らませた。って誰が子どもにゃ!?
それにしてもバステトが何やら文句ありげな表情だにゃん。マリーにゃんは相変わらずポカーンとしてるにゃん。
『何いきなり3分クッ○ング始めてるのですかっ!?』
「リンさん、瓶とかその鍋ってどこから出したの?」
マリーにゃんプレイヤーのこと知らない人みたいだし、アイテムボックスを知らなくても無理はないのかにゃー?
プレイヤーの総人口は100億人。それを20ワールドに分けてあって、プレイヤーはその中から自分の好きなワールドを選ぶ事ができる。ボクはあまり人気のない12ワールドを選んだにゃ。それでも二億近いプレイヤーがいるけどにゃ。田舎とはいえ、プレイヤーを知っていても可笑しくないと思うのだけどにゃ……?
もしかするとここはボクが思っている様な場所じゃないのかもしれにゃい。最悪別のワールドの可能性もあるにゃ。
本当は別のワールドどころか、全ワールドが繋がってしまったのだがリンは知るよしもない。
そんなことを考えている間もリンの鍋をかき混ぜる手は止めない。こういう作業は意外と得意なようだ。
『ちょっとリン聞いてるのですか!?』
バステトが何か言っているが、ボクは作業に集中しているので耳を傾けている暇はないにゃーん。あ、
「マリーにゃん、これにゃ」
とアイテムボックスを見せるリン。って見せても文字列が並んでてよく分からないだろうけどにゃー。
ボクの予想通り、マリーにゃんはアイテムボックスを見てみるが
「何書いてるかよく分かんないっ!」
「だよねー」
『リーン! 何で私を無視するのですかー!?』
バステト? 何それ美味しいにゃ?
それにしてもこの作業はあのお菓子を連想させるよにゃー……ボクは練って作る魔女のお菓子を思い出した。そういうとお腹減ってきたにゃん。意識すると急にお腹が減ってきた。
「ぐーぎゅるるるる~!!!!」
ハッ!? ボクは思わずお腹を抑えた!
バステト『私の扱い雑くないのです!?』
リン「キ、キノセイニャー? そ、そんなことよりっ! この物語、こんなゆるゆるなノリで良いのかにゃ~?」
バステト『それは言ってはいけないお約束なのです!』




