何か凄いのできちゃった!?
ムキになって素材を注ぎ込むネコさん……重課金ぇ……
「全部持ってけドロボーーー!!!?」
リンはパネルに100000と入力し、決定ボタンを押したところ。冥王の天秤が眩く光を放ち、周りは白に塗り潰された。
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「な、なにが起きたのにゃ?」
「ふぇ~……目の前がチカチカするー」
「なんなのですー?」
いきなり起きた光にびっくりする三人。ハッ!? 薬はどうなったにゃん! ボクは慌てて天秤を見るとそこには一本の瓶があった。
ステータスを確認すると更に驚くべき変化があった。
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n■me:リン・クロッケン
Lv.899(+■■■)
■ob:化猫神
s■■ll:肉球拳
drive:【stag■■】第二形態『ネコの手』
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100しか減ってないにゃ!? リンは混乱した。本来ならあの量のアイテムを注ぎ込んで変換に失敗すればレベル全ロストは不可避。それどころか更に酷いことまで覚悟していた訳なのだが……
『リン天秤を見るのですよ!』
そう急かすバステトの声に釣られ天秤に載った一本の薬を見てみると
「これ……一体何の薬にゃん?」
それにはまるで星が宿ったようにキラキラと何かが煌めいてい見えた。これはエルフの翡翠ではない。レベルといい、一体全体どうなってるにゃん?
ボクはその薬を手に取り鑑定した。その結果は──
『星屑の奇跡』……かつて天界を支配した天使が倒された際に、その力が結晶化した物。かの天使の力が身体に迸り使用者に無限の魔力を与える。
・身体を正常な状態へ戻す。
・一定時間攻撃を無敵化できる。
・あらゆるものに対して耐性ができる。
※耐性の効果は無敵化が切れた後も持続する。
何か凄いのできちゃったにゃん!?
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「みんなこれをちょっと見て欲しいにゃん……」
そう言ってマリーにゃんとバステトに薬の鑑定結果を見せると
『こ、これはっ……!?』
「……?」
前者は驚きで、後者はよくわからないといった反応を示した。
「と、とにかく! これで村のみんなを救えるにゃん!」
「本当!? やったー!!! ありがとうリンさん!」
手を握りぶんぶんと振るマリーにゃん、ふぅ、何とかなったにゃん……
さっきのあの光を思い出す。今まで使った時はあんなこと一度も無かったにゃん。謎の現象についてバステトが聞いてくる。
『どういう現象なのですか?』
「ボクにもよくわからないにゃん」
レベルのロストも中途半端だったしにゃん。まぁ、全損しなくて済んだから結果オーライかにゃ? そう思って自己完結しているとバステトが胡乱げな声音を出す。
『その薬あきらかにヤバいやつなのです』
「そ、そうだにゃ……」
市場に出せば確実に天文学的な値が付けられるだろうにゃ。そもそも何故エルフの翡翠じゃなくこれが出たのか……冥王の天秤にはまだ未知数な点がありそうだにゃ。
『その薬を使うのですよね?』
念のためといった感じで聞いてくるバステト。でもボクは彼女の予想に反する答えを言う。
「え、何を言ってるにゃん?」
ボクは不思議そうな顔をした。
「数が足りないから薄めるに決まってるにゃん」
『……は?』
「え?」
「どうしたの二人とも?」
空を見れば薄っすらと明るくが見えた、もうじき夜が明けそうだ。
バステト『毎回想うのですがリンって思い切りがいいのです……』
リン「えへへ~、そうかにゃ~?(照れ)」
バステト『褒めてないのですっ!?』




