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日本異世界転移物語  作者: 秋津洲皇国
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アスタルダー海戦4

「なんだ?あれは?」

ペトルはそう呟きながら"それ"を見た。そして、"それ"の姿がよく見える様になるとペトルは思った。

(あれは飛竜か?いや、違う。何なんだ?)

“それ“はバババババ……と、とてもうるさい音をたてつつ船団の上で

「こちらは日本国海上自衛隊です。貴方達はグルバニア王国の町アダルベムトにおいて、とても残虐な行為を行ないました。あの様な残虐極まる虐殺を許す訳にはいきません。ただちに撤退してください。これは警告です。繰り返す。こちらは日本国海上自衛隊ーー」

こう言った。“それ“の中にはどうも人が乗っている様で、こちらの誰かが弓を射掛けると“それ“は退散した。

ペトルは意識を空から海に向けると、目の前には小島があった。いや、小島があるというのは間違っており、 正しくいえばペトルにとっては小島程の大きさのある巨大な船があった。その船はあり得ない程の速さを発揮して最前列にいた軍艦に近づきすぐに300m程距離を空けて並走しだした。

「直ちに反転し、引き返せ!さもなくば貴艦にむけ発砲する。これは警告である!直ちに反転し、引き返せ!さもなくば貴艦にむけ発砲する。これは警告である!」

その巨大船からはその様に言われたがペトルは何の心配もしていなかった。何故なら、こちらは3550隻の大船団であり、相手は巨大ながらも見える範囲内では1隻だけだったからである。

ペトルは並走されている軍艦に右に寄り巨大船を攻撃する様に命令した。命令通りその軍艦は300mあった距離を200m弱にまで縮めバリスタで攻撃をした。巨大船にむけ多量の火矢が飛んでいくが、バリスタの射程は100m程であり巨大船には届かなかった。だが、その巨大船はすぐに動き短時間で3km程の距離をとったのだった。

「へっ!怖気づいて逃げやがった!」

船員の誰かがそう言うと、あの巨大船をバカにする笑いが船団中に広がった。しかし、ペトルはその中であの巨大船が帆もないのに動き、巨体のはずなのにとても速いという事に悪い予感がするのであった。

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