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マジックギミックス  作者: 神神神
3章 召集-統括会-
33/35

光は差し込み収束をもたらす

お久しぶりです!

マジックギミックス最新話です。

長らく休載してしまい、申し訳ありませんでした。

よろしくお願いします。

 ジェーン・ドゥ、その正体、セリナ・フェヴァール。その名を持つ少女は、赤い炎が燃え盛る工場の中で静かに息をしていた。

「く……そ……やっぱ無理か……」

「まだしゃべるだけの元気があるのですか。タフなことですね。もう5本もナイフが刺さっているというのに……」

 少女は真剣な面持ちで、冷たい声音こわねでそう言った。

「うそ……だろ」

 鷺村さぎむら透哉とうやはつぶやいた。

 目の前で、自分よりも何倍も戦いなれた人物が、なすすべもなく、たった1人の少女に負けてしまったからだ。

アサルトさんや海斗スコープさん、そして龍弥あなたは後から来るハツキ達にでも処置を施してもらうとよいでしょう。先ほど言ったように命まで取ろうとは思いません。炎が燃え移れば別ですが。さて、では透哉さんには死んでもらいましょう」

 少女はホルダーから短剣を取り出し、右手に持って透哉のところへ歩いていく。

「……ここまでか……」

 そう透哉がつぶやいたのとほぼ同時。

 工場内に蔓延はびこる炎を切り裂く一筋の光が透哉の目に映った。

 そして、いつの間にか目の前に誰かが立っていた。

「ピンチの時に仲間が助けに来てくれる。そんな状況、他の小説では一回きりだろう? さすがに二回くるってことは予想できなかったんじゃないか?」

 目の前に立つ少年は透哉にそう言った。どこかで聞いたことのある声だった。

「お待たせいたしましたってやつだね」

 少年は振り向き、透哉に笑顔を見せた。

「ハツキ!」

 透哉は咄嗟とっさに少年の名前を呼んだ。

「な……こんな早く戻ってくるとは……」

 少女は驚き、呆然としていた。自分の右手に先ほどまであったものが無くなっていることも気づかずに。

「まあ、ジェーン・ドゥの正体に薄々感づいていたからな。あ、それと涼、海斗、龍弥。祈たちが後から来るから、ちょっとそこで我慢しといてくれ」

 ハツキは先ほどセリナから奪った短剣を放り投げた。

「あの一瞬で短剣を……。流石さすが、というところですね。……」

 セリナは恐怖と驚嘆のあまりなにも言えなかった。

(あのセリナが黙り込んじまってる……。それだけハツキが強いってことか……)

 透哉は少し安堵した。

「……少しずつ聖剣戦争の時の緊張感も思い出してきたな。……1つ聞いておく。セリナ、この戦いをやめる気はないか?」

 真剣な面持ちで問う。

「……あ、ありません」

 震えていた。声が、体が、震えていた。セリナの中には、ある強い使命感と、それを支配しるような恐怖があった。

「そっか。じゃあ、ちょっと痛いかもしれないけど、我慢してくれ」

 ハツキは手を前に突き出し、開いた。それと同時に、その手に光が集まってくる。

「ルクスグラディオ!」

 詠唱魔術。聖剣戦争の生存者しか知り得ない魔術を使う。

 手に集まった光の粒子は、だんだんと規則的に並び、やがて剣の形となった。

「く……ここでやられるわけにはいきません!」

 セリナはそう叫ぶと後ろへ飛んでハツキとの間合いを取り、そのまま宙返りした。

「ハツキ! セリナは投げナイフを使うぞ!」

 透哉はセリナの動作を見てそう言った。

「余計なことを……」

 セリナはそうつぶやくと、スカートの下。太ももに装着していた投げナイフを取り出し、ハツキに向けて投げた。

 が、それはハツキの体に当たることはなく、光の剣によって弾かれた。

「無駄だよ。僕にそんなものは効かないってわかってるだろう?」

 ハツキはセリナにそう言うと、唐突に地面を蹴った。それとほぼ同時、ハツキは元いた場所から消え、かわりにセリナの目の前に現れた。

「!」

 セリナは驚くしかなかった。もはや自分に勝ち目などないと、そう思い、目を閉じた。

もとより、担いし者に勝てるわけがなかったのです……。が、それが諦める理由になるわけではありません!)

 そう決意し、セリナは目を開く。

「せやあ!」

 ハツキはセリナめがけて剣を振り下ろす。

「くっ!」

 セリナはそれを横にかわす。

 ハツキの攻撃は止まず、次々と斬撃がセリナを襲う。セリナは間一髪でそれを避け続けた。

(く……光の剣だから質量が無いのですか……。質量観測すらできません……。これでは斬撃予測もできない……。それに、だんだんと太刀筋たちすじが早くなっていってる……重力場をさかさまにしてやり過ごすしかないですね)

 心の中でそうつぶやくと、セリナは思い切りジャンプし、自分の周りの重力場を変更して天井に足をつける。その瞬間、ハツキたちにとっての天井はセリナにとっての床になった。

 ハツキはそれを確認すると、

「ルクスフロアリング」

 とつぶやいた。

 すると、ハツキの周り、空中に、地面と平行になっている無数の光の円が出現した。

 工場は炎の明かりのみならず、光の円に照らされて、まるで昼間のように明るくなっていた。

「嘘……ですよね……」

 セリナは驚嘆の声をもらす。

 ハツキは手に持っていた光の剣を消し、目の前に現れた光の円に足をつける。光は固形化しているようで、ハツキはそれを足場として、階段を上がるように天井へむかって駆け、数秒でセリナの目の前にたどり着いた。

「セリナ……ごめん」

 ハツキはそう言うと、右手でセリナの足を払った。

 セリナが地面、もとい天井に顔を激突させかけたところで、思い切りセリナの腹を左手で叩いた。

「ああぁッ……!」

 セリナは悲鳴を上げ、意識を失いかけて重力場を変更させる魔術を解いた。そして重力に従って落ちていった。

 直後、ハツキは自分の頭上に光の円を出現させ、空中でターンして円を蹴りつける。その恩恵で加速したハツキは、空中でセリナを受け止めて着地した。

 龍弥ラックの魔力が切れたのか、工場内を侵食していた炎も消える。

「ハツキ!」

 工場の入り口から霧科きりしないのりの声が聞こえてくる。

「ああ、祈。ちょうどよかった。今終わったよ」

 ハツキは祈たちを心配させないように、少し笑って言った。

読んでくださり、ありがとうございました。

今回は久しぶりに小説を書いたせいか、国語力が衰えてしまっているように思いました。

ということで、1か月ほど休載してしまい、本当に申し訳ありませんでした。なかなか書く時間が見つからず、僕自身も困っていました。この作品を楽しみにしてくださっている方には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。夏休みが近いので、夏休みに入ればどんどん投稿していくと思います。

ですので、今後ともこの作品を読んでいただけたらな、と思います。

久しぶりのあとがき及び小説なので、文章が支離滅裂になっているところはどうかお許しを!

感想などがありましたら送っていただけると嬉しいです。

ブックマーク等もお願いいたします。

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