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マジックギミックス  作者: 神神神
3章 召集-統括会-
30/35

リターン

マジックギミックス、久しぶりの最新話投稿です。

若干百合です。

よろしくお願いします。

「こっちははずれか……。というか、戻ってきちゃったなー……」

 過崎かざき初希はつきはそうつぶやいた。

 ハツキは先ほど街のはずれの方に飛んで行った男を追いかけていたのだが、途中の分かれ道で一緒にいたセリナと透哉と別の道を進み、今に至る。

 現在位置ははっきりとはしないが、周りの芝生、ところどころに置いてある滑り台などの遊具から推測すると、ここは公園なのだろう。

(それにしても、周りの人が平然と歩いているのを見ると、こっちにあの人が飛んできたっていうことはないんだろう。ということはあの人が飛んで行ったのはセリナたちが選んだ方の道か……。また戻らないとな)

 ハツキはきびすを返して先ほどの分かれ道に戻ろうと足を前へ踏み出した。

 と、その時

「あ、ハツキー!」

 後ろから自分を呼ぶ声が聞こえ、数秒前に自分が視界にとらえていたものを再び視界にとらえる。

 すると、そこには30メートルほど先にある公園の入り口付近から手を振っている霧科きりしないのりの姿があった。

「ん? おお! ハツキだー!」

 さらに結城ゆうき美佳みかの姿もあり、その両隣にあかがねすず一条いちじょうかえでもいた。

 祈がハツキの方へ走ってくる。それに続いて美佳たちも歩いてハツキのもとへ向かう。

「おーい、祈、あんまり走ると危ないぞ」

 楓が祈に警告する。

 が、

「大丈夫だよ……ってうわぁ!」

 急いで走りすぎたせいか足がもつれ、祈はそのまま倒れてしまう……と、思われたが、祈の体が地面と衝突する直前にハツキの手が祈の体に添えられた。

 祈はそのままハツキの手を借りて起き上がった。

「あ、ありがとう。ハツキ」

 祈が少し赤面しながら言った。

「ったく、ドジなんだから慎重に行動しろよな」

 顔に笑みと呆れが混じった、それでいて不快さなど全く感じていないような表情でハツキは言った。

「はーい。って、ドジじゃないから!」

 祈は顔を赤面させたまま頬を少し膨らませた。

「おーい、何見せつけてくれてるんですか? ほんとうざいですよー」

 そんな声が聞こえてくる。

 声が聞こえた方を向くと、鈴がこちらをじとーっと見つめていた。

「鈴がそこに混ざりたいーって言ってるよ」

「は、はい!? そんなこと言ってないよ!」

 美佳の言葉が図星だったのだろうか。鈴が祈同様、顔を赤面させてあたふたしている。

「鈴は生粋きっすいの百合だからねー。なぜかハツキにも気があるみたいだけど」

「ちーがーうー!」

 鈴の雪のように真っ白な頬がどんどん紅く染まっていく。

「鈴、そんな趣味が……」

「祈までそんなことを……」

 自分の性癖を暴露された恥辱からか、勘違いされた絶望からなのかはわからないが、鈴の目に涙が少し浮かんできた。

「ああ、もう、鈴はすぐ泣くんだから」

 そう言いながらも祈は鈴の目にたまった涙を自分のハンカチで拭いた。

「うう、と、とりあえずお礼は言っとくわ」

 ツンデレを意識しているのか、鈴はそんなセリフを言い放った。

 ハツキは笑みを浮かべてそのやりとりを見た後、公園の隅にある時計に視線を向けた。

「あ……もうこんな時間か……」

 公園の時計の長針と短信はともに6の数字をさしていた。

「暗くなってきたし、そろそろ帰らないとまずいね。明日学校だし。早く統括会に戻ってセリナさんに送ってもらわないと」

 美佳はハツキの視線の先にあるものを自分の視界に入れた。

「……あ、そうだ! あの飛んで行った人を探さないといけないんだった!」

 ハツキはセリナ、という言葉を聞き、先ほどまで自分が何をしていたかを思い出した。

「と、飛んで行った人?」

 楓は唐突に放たれた聞きなれない言葉に驚いた。

「うん、信じられないと思うけど、さっき交差点で男の人が突然浮いて、そのまま飛んで行ったんだ」

「浮いた……って、な、何か大声で叫んだとか?」

「いや、そういう「浮く」じゃなくて物理的な意味で浮いたんだよ」

 鈴の天然ボケに軽くツッコミをいれる。

「とにかく、その飛んで行った人を探さないと……。祈たちは先に統括会に……」

「ううん、私も行くよ。怪我してる人がいたら私が治すから」

「なんかありえないことが起こったってことは魔術師の可能性が高いね。戦力は多いに越したことはないし、私たちも行くよ。いざというときは美佳の情報操作の能力で何とかできるかもだし」

 鈴の言葉に美佳と楓もうなずく。

「……わかった。じゃあ行こう」

 そう言ってハツキは来た道を引き返し始めた。

読んでくださり、ありがとうございました。

まずかなり最新話投稿が遅れてしまったことをお詫びいたします。本当にすいませんでした。また、担イシ者タチの次話投稿は1,2日先になるかもしれません。

今回の話は若干百合でしたが、苦手な方にはどのようにクッションを入れようと思いましたが、結局半端な感じになってしまいました笑 百合って難しいですね。大好きなんですが、うまく書けないです笑

感想や文章の指摘などがあれば送っていただけると嬉しいです。

ブックマークもよろしければお願いいたします。

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