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対面

あれから直ぐに、私以外は浮遊輪廻で移動。

私はどうしたかって?そりゃあルイトの首を締めながら一緒に運んでもらったのよ。

真っ青だったけど…まぁ、良し!

(※良いこのみんなはやってはいけません)

そして、今学園の屋上。

一般的に学園の屋上は出入り禁止なんだけれど、カインさんの圧で強行突破。

その後、例の双子を呼んだ。

で、今に至る。

「「何のつもり?まさかの戦う気じゃ?」」

「そのまさかだよ。事情はお父さんから聞いた。あの時、どうだったの?」

そう私が言うと、ルイトが耳打ちしてきた。

「ちょ、シャルナ…気をつけろよ」

「わかってるって」

私がルイトに言葉を返してから言い始めた双子。

「まさか、私たちが死んでるっていうの?」

「おねーちゃんたち悲し〜い」

「…実際死んでるんでしょ?幽霊なのに…幽霊なのに、なんで生きてるフリしてるの?」

「「……洗脳された?」」

「されてない!答えて…なんで私の魔力量が大幅に減ったのか…なんで私を先に出したのか」

「「…なんで知ってるの?」」

「さっきも言ったでしょ?お父さんに聞いた、って…」

「話す?」

「話そっか…」

「「シャルナって前世の記憶、有る?」」

「前……世?」

「シャルナと私達は元々仲の良い姉妹だった」

「だけど、突然の大災害で同じ日に命を落とした」

え?え?え?え?理解不能…そんな、転生とか前例無いよ?

そんな私にルイトが考え込んでから言った。

「…ファルト大震災、か…」

「なにそれ」

「この学園が属するアルトリア王国の57国隣にあるファルト国のファルプレートとシャルプレートが沈み込んだ…いわゆる、海溝型地震だ。その震災で命を落とした者も多く居たと本に書いてあったんだ」

「え…」

ルイトの説明が理解できない私。

第94話は、ついに 双子との真正面からの対面が描かれた、とても緊張感のある回になりました。

前話までの兄姉のドタバタや男子のケーキ論争が嘘のように、一気に空気が張りつめていくのが、作者として書いていてもはっきり分かる回でした。

まず冒頭の 「ルイトの首を締めながら移動」 のシーン。

作者である私はわりと普通のテンションで書いていたのですが、行動だけ見ると完全に暴力的で、逆にそのギャップが面白く感じました。

ルイトが真っ青になっているのも、シリアス前のちょうど良い緩衝材になったと思います。

そして、学園の屋上に強行突破するカインさんの圧。

「出入り禁止?知らないよ」と言わんばかりの兄姉の強キャラ感が、書いていてとても楽しかったです。

そこから一転して、双子との対面シーンは空気がガラッと変わります。

双子の最初の一言からすでに不穏で、シャルナの「幽霊なのに、なんで生きてるフリしてるの?」という核心を突く質問も、作者として書きながら緊張感を感じる場面でした。

さらに、双子が語り始めた “前世” の話。

ここは物語の根幹に触れる重要な部分で、シャルナの混乱、双子の静けさ、ルイトの補足説明が自然に噛み合うように意識して書きました。

特にルイトの

「ファルト大震災、か…」

という一言は、彼が知識で支えるタイプであることを示す大切なシーンになったと思います。

シャルナが理解できずに戸惑う描写も、“前世”という突拍子もない事実を前にした自然な反応として大切にしました。

全体として、

軽いギャグ → 緊張 → 世界観の核心

という流れを意識して書いた回で、物語が大きく動き始めるターニングポイントになりました。

次回はさらに深い真相に触れる回になるので、ここから一気に物語が加速していきます。

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