表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
93/105

暴魔属体質

結局、ルイトはシエルさんによっておおきなかぶが如くベットの下から引き抜かれた。

引き抜かれたルイトは兄2人にもみくちゃにされて体力ゼロ状態。

帰りたくなかった理由…ちょっとわかった…ちょこっとだけ…

そして、経緯を話した。

隠蔽された悲惨な事実、亡くなった双子が今あの学園内に展開された空間で普通に生きている事、あの双子は学園内に展開されている結界内でしか活動不可な事を

「その結界は誰が張ったんだい?」

カインさんの問に答える。

「私は張った覚えもないし、張れるほどの魔力を持ってなくて…」

「俺も張ってません」

「同じく」

「なら、その双子で間違いないね。」

「いくら強かろうが私がぶちのめせれるとは思うのですが…お兄様、殺って来て良いでしょうか?」

「よせよせ、どんな力を持ってるのかわからないんだぞ?いくらお前が暴魔属体質だとしてもだ」

「暴魔属体質?」

レオンが言った。

なんで知らないのよ…これくらい知ってなさいね…

「知らない?レオン」

「何それ」

私が説明しようとしたらルイトが割り込んできた。

「暴魔属体質っていうのはだな、魔力の影響で、体の一部が異様に発達する体質且つ、容姿にはあまり変化がなく、判別しにくいんだ」

「へ〜」

「ルイトって知ってたんだ」

「誰だと思ってた?」

「はいはい…」

「ヤミルなんかも同じ部類だな」

「確かに…足の速さが人間離れしてたしね」

「…今のところ俺が1番魔力が多いだろ?俺が行ってくるよ」

「じゃあ、お兄ちゃんも行こうかな〜」

「行かないワケないよな」

「小さい頃から危なっかしいですからね」

「浮遊輪廻も使えないけど、まぁ、私が1番関係してるし、行くよ」

「俺もだよ…何かあってからでは遅いからな」

「なんで来るんだよ…俺一人で十分…」

「剣術は使えないだろ?」

「剣は性にあわないんだよ」

「そ、」

「なんだよ」

「そこら辺ができないのが我が弟らしいけれどね」

「うんうん」

「意外と愛嬌あるのよね」

「やめろよ」

ということで、いざ決戦?に行くことになった私達だった。

第93話では、ついに “暴魔属体質” という新しい設定が登場し、物語の世界観が一気に広がった回になりました。

そして同時に、ルイトの“弟としての弱さ”がこれでもかと描かれていて、書いていてとても楽しい回でもありました。

まず、シエルさんによる おおきなかぶ方式でのルイト救出。

ベッド下から167cmを引き抜く光景は、完全にギャグなのに、兄2人にもみくちゃにされて体力ゼロになる流れで「あ、帰りたくなかった理由これか…」と妙に納得してしまいました。

その後の情報共有パートでは、

・双子が結界内でしか存在できない理由

・結界を張ったのが誰なのか

・双子の魔力の異常さ

など、物語の核心に触れる重要な情報が次々と明かされていきます。

そして今回の目玉はやはり 暴魔属体質 の説明。

レオンが知らなかったことにシャルナが呆れ、説明しようとしたらルイトが割り込んでくるあたり、キャラ同士の関係性が自然に出ていて書いていて楽しかったです。

ヤミルの例を出すことで読者にも分かりやすく、世界観に説得力が増したと思います。

さらに、兄姉たちの強キャラ感が今回も炸裂していました。

「殺って来て良いでしょうか?」と物騒な発言をする姉、

それを止める兄、そして「俺が行く」と言い張るルイトを全員で止める流れ。

家族の掛け合いが自然で、読んでいて微笑ましくなる場面でした。

最後の

「意外と愛嬌あるのよね」

「やめろよ」

このやり取りは、ルイトの“弟としての可愛さ”が全開で、重い展開の前の良い息抜きになったと思います。

次回はいよいよ“決戦”に向かう流れに入り、物語が大きく動き出します。

その前の準備回として、キャラの関係性や世界観を深められた回になりました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ