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ルイトの実家ことアーククライト城は兎に角広いので、結構走ってくれたルイトとレオン。

走ってくれた…というのは、開始3秒でギブアップした私をお姫様抱っこして交互に運んでくれたから。

体力ないのは自覚済みだから!レオンにジト目向けられたのは…忘れよッ!

ということで、図書館到着!

「広〜!」

と言った私にドヤ顔を向けるルイト。

ルイトがドヤることじゃなくない?

中に入ると魔術書が並ぶ本棚が多数!!!

ここは楽園?!?!天国?!?!

「風系統上位!火系統最上位!なにこれぇぇぇ!」

「俺んところの図書館は品揃え豊富!」

「品揃えって…店じゃあるまいし…」

目的を忘れ、魔術書に夢中になる私。

「シャルナ?お前…目的忘れてないか?」

「珍しく名案出したしな〜ルイトが」

「珍しいことはないだろ」

「これだから困るねぇ〜」

「あの双子の前に置いてきてやろうか?」

「ごめんごめんw」

「はぁ、シャルナ!これに手をかざしてみろ」

そう言ってルイトは淡い赤色の光を纏う水晶を差し出してきた。

「ん?いいけど…これ何?」

「魔力量測定やその肉体に宿る魂の歳…つまり、その魂が生きてきた年数を測る水晶だ。」

「魔力量測定なら、壊した事あるけれど…」

「尚更だ。あの夜を境に、桁違いな魔力を持つシャルナが、今まで詠唱要らずな浮遊輪廻を発動できなくなった。おそらく、あの双子の魔力と関係しているとみたってワケだ」

「へ〜」

ということで手をかざしてみると…数値が浮かんだ。

魔力量:77

魂歳:17

「魂歳が17…もしかしたら、あの双子と前世と関わりがあって、何かの影響で死んだ。そして、転生させたら何らかの変異で双子が死んだってことか…シャルナの魔力量が77というのが有り得ないし、今度は破壊しなかった。つまり、大幅に減っている。」

「ということは、シャルナの元々の魔力量が77で、その双子の魔力量がシャルナに移り、身に余る程の魔力量になったワケか…」

ルイトとレオンの推理が始まって、私は思考停止。

転生とかあるわけないじゃん…

今回の話は、シャルナの“魔力の謎”と“魂の正体”に大きく近づく回でした。

図書館に着くまでの流れはいつも通りのドタバタで、シャルナが開始3秒でギブアップしてお姫様抱っこされるところなんて、作者としても「はい可愛い!」としか言いようがなかったんだけれど、図書館に入ってからの空気は一気に変わりました。

まず、シャルナの魔術オタクっぷりが炸裂して、

「風系統上位!火系統最上位!」

とテンション爆上がりしている姿は、読者にも“あ、この子ほんとに魔術好きなんだな”って伝わる大事なシーン。

こういう“素のシャルナ”が見える瞬間は、物語の緊張感を和らげてくれるし、キャラの魅力が一気に増す。

しかしその直後、ルイトが差し出した“魂の年齢を測る水晶”で、物語は一気にシリアスへ。

シャルナの魔力量が 77 に戻っていたこと、そして魂歳が 17 だったこと。

この数字が示す意味は、読者にもキャラにも重い。

シャルナは現在12歳(そろそろ13歳)。

なのに魂の年齢は17。

つまり、前世で5、6歳まで生きていた可能性が高いということになる。

そしてルイトとレオンの推理が自然すぎて怖い。

• 双子と前世で関わっていた

• 3人同時に死んだ可能性

• 転生の過程で何かが狂い、双子だけが死んだ

• シャルナの魔力量が異常だったのは、双子の魔力が混ざっていたから

• 今は双子の魔力が戻り、シャルナは本来の77に戻った

この流れがあまりにも綺麗に繋がっていて、“あ、これ本当にそうなんだろうな”と読者が確信してしまうほど。

そしてシャルナだけが

「転生とかあるわけないじゃん…」

と置いてけぼりになっているのが、また彼女らしくて愛おしい。

この“シャルナだけ実感がない”という構図が、今後の展開でさらに効いてくるはず。

今回のあとがきとして一番伝えたいのは、85話は物語の“真相編”への入り口だったということ。

ここから先、シャルナの出生、双子の死因、前世の関係、そして“青い月”の意味が少しずつ繋がっていく。

図書館で何が見つかるのか。

シャルナの魂が17歳の理由は何なのか。

双子はなぜシャルナを追うのか。

そして、シャルナ自身は何を思い出すのか。

物語が大きく動き始める予感しかしない回でしたね〜

ということで、読書お疲れさまでした!

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