3つ子の姉妹
「「やっと見つけた!」」
背筋が凍る。
え?え?え?え?え?え?え?
振り向くと、レオンの言う通り、私と容姿がそっくりな双子が居た。
私の瞳の色は、千草色なのに対し、双子の瞳は、紺滅色。髪も同様。私はライトブラウン色なのに対し、黒茶色。顔立ちは私とほぼ同じ。
混乱状態な私の前にルイトが間髪入れず前に出た。
「誰だ?」
「「も〜ルイトくんまで何言ってるの?」」
「何故名前を知っている?」
「だって、隣国の王子だし、」
「シャルナと仲が良いしね」
「…何処から来た?」
「「頭大丈夫?」」
「なぜそうなる」
「「いやぁ〜レオンくんと同じようなこと言ってるし」」
「そうなのか?レオン」
「思考回路が似てるんだな…全く同じようなことを言ってた」
腕組みしたレオンが答えた。
意外とルイトとレオンの思考回路似てるんだな〜意外意外〜!
「…兎に角!シャルナには半径1000mは近ずくな!」
「「ww必死だね〜シャルナは覚えてるでしょ?」」
ブンブンと横に頭を振る私。
でも、なんとなく懐かしいような気もする…
「え〜おねーちゃんの事、覚えてないの?」
「そうそう!なんで覚えてないの〜?」
「…来い!」
ルイトに手を引かれ、浮遊輪廻で空中に逃げる。
いつもなら発動する浮遊輪廻…何故か私は発動しなくなった。
「ちょっ…ルイト!」
「は?なんで浮いてないんだよ」
「なんか発動しないの!」
「…お前、魔力量大幅に減ってないか?」
「言われてみれば確かに…」
無意味に魔力燃焼してたけれど、しんどくないし、回復も速い。
「一旦、離れた俺の家行くか…シャルナん所は疲れるだろ?」
「うん…」
「ちょっと…待てぇぇ!俺置いてくなよ…はぁはぁ…あいつら振り切るのムズいぞ…」
「…とりあえず掴まれ」
ということで、私とレオンはルイトの肩に掴まる。
1秒後、私の0.5秒遅いバージョンで移動するルイト。(※ほぼ新幹線の倍です)
今回!!
ついに!!!
シャルア&シャルルが本格的に追ってきました!!!
いや〜〜〜書いてて私も背筋凍ったよ。
シャルナの「え?え?え?え?」のところ、
完全に作者も同じ顔してた。
そして双子のあのテンションよ。
「頭大丈夫?」じゃないんだよ!!
お前らの方が怖いんだよ!!!ってツッコミながら書いてた。
さらに今回のハイライトはやっぱり……
ルイトの“守る男ムーブ”+“照れ”のコンボ。
「来い!」って手引っ張るところ、作者が一番テンション上がってたポイントです。
(※書きながらニヤニヤしてたのは秘密)
そして浮遊輪廻が発動しないシャルナ。
魔力量が減ってるのにしんどくないシャルナ。
世界の異常がどんどん表に出てきて、いよいよ“空想世界編の本番”って感じになってきた。
次回はついに……
アーククライト城でブラコン兄ズが暴れます。
(作者が一番楽しみにしてたやつ)
双子VS王族の兄ズ、そしてシエルの影もちらつき始めるので、ここから一気に物語が加速します。
次回もよろしくお願いします!!




