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空想世界

朝、なんとなくルイトの部屋に向かうと、ルイトと鉢合わせになった。

「…深夜の違和感の事か?」

「ルイトも気づいてたの?」

「あぁ、何か酷いのが起こると俺は予想する」

ルイトは珍しく真剣な目。

「でも、なんか、懐かしいような嫌なような気がする」

「シャルナに向けて、だろ?」

「多分合ってる」

「おはようございます。シャルナ様、ルイト様」

横から声がして声が出た。

「「えっ?」」

一瞬抱く不快感。

なんだろう…ヤミルに話しかけられると逆に謎の安心感抱くのに…

「ねぇ、ルイト…これって…」

ルイトも同じことを思ったようで、

「あぁ、多分、空想世界だな」

「だよね…」

「多分、世界が切り替わったのは、あの違和感の時だろうな」

「多分ね」

もし、それが本当だったら、想像以上にヤバい。

「レオンはどうだ?」

「まだレオンとは話してない」

首を横に振りながらルイトに言うと、

「じゃあ、直ぐに行くぞ」

「うん」

ルイトに手を引かれながら走り出す。

ちょ、速いって…脚の長さが全く違うんだから…

第79話では、ついに“空想世界”という言葉が物語の表面に出てきました。

シャルナとルイトが同時に違和感を覚え、そしてヤミルに対してだけ抱く謎の不快感。

このあたりは、読者にも「何かがおかしい」と感じてもらえるように意識して書いた部分です。

深夜の歪み、青い月、懐かしさと嫌悪が混ざる感覚。

ここまでの伏線が、ようやく一つの線に繋がり始めました。

シャルナとルイトの反応の違いもポイントです。

シャルナは“懐かしさ”を、ルイトは“怨念のような気配”を感じている。

同じ現象でも、二人の感性によって受け取り方が違うのが面白いところ。

そして今回、ヤミルへの違和感が初めて描かれました。

普段は安心感を与える存在なのに、空想世界では逆に“不快感”として現れる。

これは空想世界の“構造”に関わる重要なヒントです。

次回、レオンと合流することで、三人の違和感がどう繋がるのか。

空想世界の正体が少しずつ明らかになっていきます。

あ、そうそう、次回で80話!時の流れは速いですね〜1秒1秒を大事にしていきましょう!(※なんやかんやで何言ってるのかも解らないのは気にしないでくださいませ…)

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